NHKの番組で
サッカー日本代表の森保監督が
子供たちの質問に答える動画を
見つけました。
森保監督と言えば、
カタールワールドカップでは、
予選までの悪評を覆し、
ドイツ、スペインという強豪を倒し
グループリーグを首位で突破するなど
大きな驚きを与えてくれました。
私のブログでも
戦略がない監督では勝てない！と
ずいぶん批判をしてきましたが、
これだけの結果を残せば、
評価を撤回せざるを得ません。
実は、森保監督に
戦略がなかったように見えたのは、
各コーチと選手が主体的に動けるように
あえて指示を出さなかったということでした。
やっていることは
まさに、チームビルディングです。
だから、
チームビルダーの私としては
森保監督がチームビルディングで
大きな成果を出したことを
誇らしく思うべきなんです。
それでも、未だに、
森保監督のことを認めたくない
私がいます。
そんな中、この番組を見ました。
「強いチームの作り方」
子どもたちが
森保監督に質問をする番組です。
その3番目の質問
「みんなの意見をどうまとめるのか？」
という質問の答えが
まさにチームビルディングでした。
ある生徒会長をしている高校生が
意見の取りまとめに苦労していて、
森保監督に質問をします。
リーダーとして
周りから感謝されたり、
尊敬されるために、
大事なことを教えて下さい。
これに対する森保監督の答えは
こんな感じでした。
私は感謝されたり
尊敬されたいとは思っていません。チームファーストで考えて
決めています。感謝されなかったり
尊敬されないかもしれないけど
いつか分かってくれると信じて
決断をしています。
これを森保監督に言われると
なんだか申し訳ない気持ちになります。
グループリーグで結果を出すまで、
多くのサッカーファンから
（私みたいなにわかファンも含めて）
さんざん批判されていました。
その時も、自分の身を守るよりも
チームの勝利を優先して
決断をしていたんだと思います。
これって・・・
自分の欲求や願望を脇において、
チームとしての成果を優先している
ということです。
チームビルディングを導入する時に
社長さんにお聞きすることがあります。
「社長さんのやりたいことは何ですか？」
そう質問すると、
ほとんどの社長さんは、
会社としてやりたいことを答えます。
いいえ、違います。
会社のやりたことではなく、
社長さん自身がやりたいことです。
そうすると
答えに困る社長さんもいます。
これって、
社長のやりたいことが
会社のやりたいことになっているのです。
これって、言ってみれば、
社長ファーストです。
社長のやりたいことを
会社を通して実現しようとしているのです。
それが悪いことだとは思いません。
ほとんどの中小企業は
社長が株主ですから、
社長が好きなようにすればいい
と思います。
でも、それって、
社長のために社員さんがいる
ということです。
これをするのであれば、
チームビルディングは適していません。
チームビルディングは、
社長さんも社員さんも
実現したいと思っている
「共通のビジョン」の達成に向けて
協力をするということです。
だから、会社ファーストです。
自分の欲求や願望を脇において
会社としての成果を優先する
ということです。
おそらく、
ほとんどの社長さんが
そう思っていると思うのですが、
自分の思いが強すぎると
社長ファーストになります。
だから、
会社と社長を分けるということを
常に意識する必要があります。
これって、本当に
みんなで目指していることなんだろうか？
社員がやりたいと思っていることを
理解できているだろうか？
こんな風に自問自答を繰り返すことが
チームビルダーなんだと思います。
そう考えると
なんとなくハッキリしない
森保監督ってチームビルダーなんだ
と思います。
ようやく、森保監督という人に
共感できるようになった気がします。
それにしても、
この番組を見ていて思うことは、
失礼ですけど、
森保監督、話が上手ではないですね！
まぁ～私も話が下手なので、
人のことは言えないですが、
そこも共感ポイントかな？(笑)
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
１ON１が上手くいくポイントをお伝えします！
私のチームビルディングの仲間が、
セミナーを行います！
部下のモティベーションがアップして
問題解決のために
自発的に行動するようになる
１ON１面談９ステップテンプレート
実践セミナー
何を部下に質問すれば
課題を解決できた場面をイメージできるようになるのか？
面談をどのような順番で進めれば、
部下が自主的に行動するようになるのか？
テンプレートを使って、お伝えします。
詳しくはコチラをご覧ください！
コメントを残す