なぜ、決めたことが進まないのか?

先日、お客様の社長さんから
うちの会社はどうして決まったことが
進まないのか?
という相談をいただきました。

 

どういうことか?
お話を聞いてみたところ、
会議ではやると決めたことが
いつまで経っても進まないそうです。

 

具体的には、
先月、新入社員が入社するまでに
動画マニュアルを作ろう!
ということになっていたのですが、
できていないということでした。

 

なるほど・・・

 

そこで、社長さんに聞いてみました。

 

その動画マニュアルの作成の責任者って
誰なんですか?

 

そうしたら・・・

 

決まってないのです。

 

責任者が決まっていないと
さすがに、物事は進んで行きません。

 

物事が進まないという場合、
責任者が決まっていないことが
意外と多いのです。

 

だから、当たり前の話なんですが、
責任者を決める必要があります。

 

では、責任者を決めましょう!
ということで話し合っても
なかなか決まらない・・・

 

そこで、やる気がないのか!
と怒ってはいけません。

 

今回も皆さんに話を聞いたところ、
責任者をやろうとしない理由は、
「やり方がわからないから・・・」
ということでした。

 

これも当たり前の話なんですが、
やり方がわからないのに
責任者になろうとは思いません。

 

だから、
決めたことが進まないという時は、
そもそも、やり方がわかっているのか?
を確認することが大事です。

 

ここで、
やり方が分かっているなら
その人に責任者をやってもらえば
よいのですが、
問題は、
誰もやり方が分かっていない時です。

 

この時の解決方法は
2つしかありません。

 

やり方を知っている人を連れてくるか?
みんなで試行錯誤して解決するか?

 

これを曖昧にしているから
前に進まないということがあります。

 

では、
やり方を知っている人を連れてくるか?
みんなで試行錯誤して解決するか?
どちらがよいのか?

 

それは、目的によります。

 

やり方を知っている人を連れてくれば、
早く形になります。

 

だから、
早く形にしたいのであれば、
知っている人を連れてくれば
よいのです。

 

その一方で、
みんなで試行錯誤して解決すれば、
時間はかかりますが、人は育ちます。

 

だから、
人を育てたいのであれば、
みんなで試行錯誤すればよいのです。

 

ただ、実際は、
そんなに単純ではなくて、
みんなで試行錯誤するにも
そのやり方がわからないということが
あるのです。

 

実は、
その試行錯誤のやり方を知っているのが
チームビルダーです。

 

メンバーの強みを見える化して、
目的と目標を設定して、
コーチングスキルによって
コミュニケーションを取ることで、
できないことをできるようにします。

 

それによって、
人も育つし、組織も育ちます。

 

ただ、すぐには効果は現れません。

 

6ヶ月、1年経った時に
気がついたら、変わっていた
という感じです。

 

だから、
すごく地味なんですが、
今やっていることを
続けていくしかないんです
とお伝えしました。

 

そう言うことを伝えるのも
私の仕事だと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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