教えるコンサルタントでは成果は上がらない

先日、組織開発のコンサルティングを
している会社の社員さんから、
「先生」と呼ばれました。

 

最近、「先生」と呼ばれることがないので、
なんか、すごい違和感がありました。

 

そういえば、昔、社労士をやっていた時
いつも「先生」と言われていました。

 

「先生」というのは、
教える存在で、答えを持っている人です。

 

たしかに、社労士などの士業は、
お客様から答えを求められます。

 

それは、法律なり、判例なり、
良い悪いの根拠になるものがあるので
答えを伝えることができます。

 

それに対して、組織開発というのは、
自分達で自分達の組織を良くすることなので、
法律にも、判例にも、私の中にも
答えはありません。

 

自分達で話し合って、やってみて、
答えを出していくしかありません。

 

そんな中で、
「先生」と呼ばれるということは、
私に答えを求められていることになるので、
このままだと組織開発にならないので、
「先生と呼ばないで下さいね!」
とお伝えしました。

 

私がコンサルティングで
人前に立つ時に心がけているのは、
タテをヨコにするということです。

 

人前に立つと、経験上、
教えるー教わる関係になります。

 

教えるー教わる関係は、
話し手と聞き手がタテの位置にあります。

 

上から下に落とすイメージです。

 

そういうタテの関係だと
言われたことをやればいいと思うので、
考えなくなります。

 

繰り返しになりますが、
組織開発は、
自分達で話し合って、
やってみて、答えを出していくことです。

 

自分達で考えてもらうためには
ヨコの関係にならないといけません。

 

ヨコの関係と言うのは、
私が質問して答えてもらうとか
参加者同士で話をしたり
双方向のコミュニケーションをする
ということです。

 

ヨコの関係になって、
初めて、人は考えるのです。

 

ただ、考えるといっても、
知らないを考えられないので、
教える必要もあります。

 

しかし、教える(タテになる)と
考えなくなるので、
ヨコのまま教える必要があります。

 

では、どうしたら、ヨコのまま、
教えることができるのでしょうか?

 

それが、仮想体験ゲームです。

 

10分~20分ぐらいで
職場で起こっている現象を体験できる
ゲームをやってもらって、
どうなっていたらよいのか?
考えてもらいます。

 

私から教わるのではなく、
体験から学んでもらうのです。

 

人は認知できることからしか
学ぶことはできません。

 

私が認知をしていることを伝えても
相手が認知できなければ、
受け取ることができません。

 

だから、体験したことから
何を認知したのか?を確認しながら、
認知できたことを学んでもらいます。

 

このように学ぶことで、
相手の行動がはじめて変わります。

 

教えたらできるようになるという前提の元では、
相手の行動は変わらないのです。

 

ここが、先生とコンサルタントの
OSの違いだと思います。

 

つまり、先生のOSのままだと、
相手の行動を変えることができません。

 

だから、成果を上げる
コンサルタントになりたいのであれば、
先生のOSを手放す必要があります。

 

私は8年前に先生のOSを手放して
コンサルタントのOSに切り替えました。

 

それができたのは、
チームビルディングの師匠の
石見さんのお陰です。

 

石見さんに出会わなければ、
先生のOSのまま、コンサルティングをやって
不幸な結果を生み出していたと思います。

 

今の自分があるのは、石見さんのお陰です。

 

そんな石見さんが、
仮想体験ゲームを公開しています。

 

期間限定ですので、
興味のある方は、
この機会にゲームを手に入れてもらって
組織に成果を生む出すやり方を
知っていただければと思います。

 

仮想体験ゲーム研修キット
無料プレゼント
https://iwamikozo.com/hm/clp/gametraining/

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

※3月11日(月)夜に追加開催することにしました!

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<セミナーの概要>

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こんな若手社員についての悩みを
相談されることが増えてきました。

たしかに、
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問題があると思います。

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その若手社員をとどめておけなかった
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では、どのような組織にしたら
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