身に付けるべきは自主性?それとも主体性?

先日、チームビルディングの師匠の
石見さんと組織の運営の話をしている時に
面白いな!と思った話があったので、
その話をしたいと思います。

 

チームビルディングを学んでいる仲間で
コミュニティーを作っています。

 

一緒に学び合うことは大事だし、
困った時に相談できるし、
仕事上で手伝ってもらうこともあり、
コミュニティーで活動する価値は
高いと感じています。

 

だからこそ、
コニュニティーの活性化を
図りたいのですが、
チームビルダーのコミュニティーでも
人と人は違うので、
組織運営の有るべき姿も
人によって違います。

 

石見さん自身は
自由にやっていいよ!
と思っているのですが、
あまり言わないようにしている
ということでした。

 

どういうことか?というと、
自由にやっていいよ!と言われて
自由にやるのは、本当に自由になのか?
という話です。

 

本当に自由になら、
自由にやっていいよ!と言われなくても
そもそも、自由でしょ!
という話です。

 

だから、あまり、
自由にやっていいよ!とは言わない
ようにしているということでした。

 

これは面白いな!と思いました。

 

メンバーとしては言ってくれないと
分からないじゃないですか!
みたいな話もあるのですが、
言ってしまうと
本当に言いたいことが
伝わらなくなる・・・

 

このジレンマをどうやって
克服するのか?が悩ましいと
思いました。

 

先日も紹介した記事ですが、
WBC日本代表のコーチでもあった
吉井さんがこんなことを言っています。

 

「Z世代」選手への
コーチングのむずかしさ
https://news.yahoo.co.jp/articles/357a2c001b735d0fa1b9f6ccddebea28339eaf59

 

自主性と主体性は違う。
自主性は、言われたことを自らできる人で、
主体性というのは、自分の考えのもとで
責任を持って行動できる人。
僕は主体性側に選手たちを導いて
いきたいんですよね!

 

まさにこの話だと思いました。

 

言われてやる時点で、主体性は失われます。

 

だから、TOPとしては、
ビジョンとミッションとバリュー
を示して、
組織のなりたい姿や
組織の存在意義や
組織の価値観を意識して
自分で考えて動いて欲しい!
と意思表示をしているのです。

 

ビジョンとミッションとバリュー
を示しているんだから、
あとは考えてやってよ!
ということなんですが、
これってレベルが高い話です。

 

これはいつもブログに書いている
「トリプルループ」の話です。

 

ものごとを考えるにあたって
3つのレベルがあります。

 

①シングルループ
物事に「適切に取り組んで」いるか?

 

②ダブルループ
「適切な物事」に取り組んでいるか?

 

③トリプルループ
何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?

 

 

自主的というのは、
シングルやダブルの思考です。

 

言われたことを
ちゃんとやっているか?
言われたことを
今のままで達成できるのか?
を考えるということです。

 

主体的というのは、
トリプルの思考です。

 

言われなくても、
どうしたらよいか?
を考えるということです。

 

いきなり、
トリプルの思考は無理です。

 

シングルとダブルの思考ができて、
初めて、トリプルの思考ができます。

 

チービルディングの
コミュニティーのメンバーは
それぞれ独立して
ビジネスをやっているので、
シングルもダブルもトリプルの
思考もできる人たちです。

 

しかし、チームになると、
無意識にシングルやダブルの思考に
なってしまいます。

 

トリプル思考でいるということは、
正解がないのです。

 

自分で正解を作っていく
ということだから、
社員さんには難しいのかな?
と思います。

 

そう考えると、
中期経営計画、目的・目標、OKR
というような「答え」を用意して、
シングルやダブル思考ができるように
することが、
まずは、大事なんだと思います。

 

だから、まずは自主性を高めて、
次に、主体性を伸ばしていく
ということで良いのだと思います。

 

いうなれば、守破離の法則です。

 

突き詰めると、
たどり着く場所はいつも同じですね!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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