ミッションは現場にある

2日半にわたり
携帯電話が使えなくなった
KDDIの大規模通信障害から
1年が経ちました。

 

私はソフトバンクユーザーなので
直接の影響はなかったんですが、
影響を受けた方もいらっしゃった
のではないでしょうか?

 

大事な人と連絡が取れなくなったり
飛行機に乗れなかったり、
コンサート会場に入れなかったり

 

突然、携帯が使えなくなって
世の中、パニックになりました。

 

当たり前のものって失わない限り
その価値を感じることが難しいのです。

 

6月30日、KDDIでは、
安心安全な通信サービス提供を誓う
「安全大会」が行われました。

 

安心安全な通信サービス提供を誓う
「安全大会」を6月30日に実施
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2023/06/30/6818.html

 

安全大会の中で、
高橋社長はこんなことをおっしゃっています。

 

KDDIの使命は「つなぐ」ことです。
人びとの命をつなぎ、暮らしをつなぎ、
心をつないでいます。

 

分かりやすい「ミッション」だと思いました。

 

「ミッション」とは、
その会社が存在している理由です。

 

何のために会社があるのか?

 

何のためにその仕事をするのか?

 

会社はいつも順風満帆とは限りません。

 

会社を取り巻く環境は変わるし、
会社の中にいるメンバーも変わります。

 

常に変化しています。

 

その変化に対応するためには、
会社の「ミッション」が明確になっていないと
上手くいきません。

 

いつもブログに書いていますが、
チームが成果を上げる時には、
いったん、谷を下って、
谷から這い上がることが必要です。

 

「タックマンモデル」です。

 

そのタックマンモデルの「底「を支えるが
「ミッション」です。

 

「ミッション」がないと
谷の「底」で、チームが壊れます。

 

「ミッション」があるから
チームが一つにまとまるのです。

 

おそらく、KDDIの皆さんは、
1年前の大規模通信障害によって、
「ミッション」が共有できたのではないか?
と思うのです。

 

当然のことなんですが、
KDDIには、
1年前の大規模通信障害の前から
経営理念があります。

 

KDDIグループは、
全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、
お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、
豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。

 

企業理念
https://www.kddi.com/corporate/kddi/philosophy/

 

素晴らしい経営理念だと思います。

 

しかし、
現場で仕事をしている人間からすると、
ピンとこないのではないか?と思うのです。

 

それよりも、
今回、「安全大会」で
社長がおっしゃった言葉の方が、
何倍も分かりやすく、
心が動くんじゃいないか?
と思うのです。

 

KDDIの使命は「つなぐ」ことです。
人びとの命をつなぎ、暮らしをつなぎ、
心をつないでいます。

 

タックマンモデルの「底」を支えるが
「ミッション」だと書きました。

 

タックマンモデルの「底」は
現場にあります。

 

現場で感じられる「ミッション」でないと
役に立たないのです。

 

「ミッション」は現場にあるのです。

 

「ミッション」を作る時って
現場を離れて作ることが多いと思います。

 

その「ミッション」でよいのか?どうか?は、
現場で感じられるのか?どうか?で
確認することができます。

 

「ミッション」を
気合を入れて作ろうとすればするほど
現場から離れてしまうように思います。

 

究極の想いを言葉にすることも
大事なんですが、
組織づくりの観点からいうと
現場で感じらる「ミッション」でないと
役に立たないのです。
(難しすぎるのです。)

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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