なぜ感情的になってはいけないのか

先日、お客様の会社で、
社長さんからこんな相談を受けました。

 

すぐに感情的になる社員がいるのですが
どうしたらよいですか?

 

仕事はできるみたいなんですが、
すぐに感情的になるので、
周りと上手くいかなそうなんです。

 

なるほど・・・

 

感情の問題は難しいのです。

 

なぜか?というと、
感情は湧き上がってくるものなので、
感情はコントロールできないからです。

 

そもそも、人間には、
変えられるものと変えられないものが
あります。

 

過去と他人は変えられません。

 

生理反応も感情も変えられません。

 

暑い、寒いというのは、
感じるものなので、
どうしようもありません。

 

心頭滅却すれば火もまた涼し
といいますが、
そんな訳はなくて、
火を熱く感じることは変えられません。

 

感情もまた湧き上がってくるものなので
変えられません。

 

だから、
感情的になるな!と言っても
湧き上がってくるものをどうにもできません。

 

では、どうしたら良いのか?
というと・・・

 

変えられるものにフォーカスする
ということです。

 

自分と今は変えられます。

 

思考と行動は変えられます。

 

他人は変えられませんが、
自分は変えられます。

 

過去は変えられませんが
今は変えられます。

 

思考も変えられます。

 

考え方を変えれば、行動も変わります。

 

私が感情的になる人に
考えて欲しいのは・・・

 

感情的になると学習できない
ということです。

 

感情的になると感情が支配するので
思考力が落ちます。

 

思考しないで動くので
同じ行動をし、同じ結果になります。

 

だから、
どんなに学んでも、
学んだことを活かせません。

 

感情的になる人が、
よく言う言葉が・・・

 

「また、やっちゃいました・・・」

 

ですよね!

 

学習しないのです。

 

そう考えた時にどう思いますか?
という話です。

 

ただ、これも、また、
感情的になる人(他人)を
変えようとする話です。

 

本人が変わろうとしない限り
意味のないことです。

 

では、本人が変わろうと思えば、
変わるのか?というと・・・

 

そうでもありません。

 

人は変わろうと思っても
なかなか変われません。

 

変わろうと思っても
感情は湧き上がってきます。

 

その湧き上がっている感情を
脇に置いておいて、
思考を働かせないといけません。

 

できる時とできない時があります。

 

それでも、10回に3回が
4回、5回と増えていけばよいと思います。

 

変わろうとした時に大事なことは、
変われない自分にガッカリしないことです。

 

ガッカリするのも感情なんですが・・・(笑)

 

人はやりながらでないと学べません。

 

やりながら変わっていくのです。

 

だから、私は、
変わろうとする人には、
できるだけ応援するようにしています。

 

本人が変わるしかないので
私にできるのは、
そのくらいしかないからです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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