どうしたら、モティベーション高く働けるのか?

先日、チームビルディングの
読書会でこの本を読みました。

 

「チームの力」
構造構成主義による”新”組織論

 

出版は2015年なので、
新しい本ではありません。

 

東日本大震災後に立ち上がった
ボランティア団体
「ふんばろう東日本支援プロジェクト」
のリーダーの西條さんが書かれた本です。

 

ボランティア組織を運営するのは
会社で給料を支払って働いもらうより
何倍も難しいと思います。

 

善意だけで動いてくれて
指揮命令関係もないまま
組織として運営しなければなりません。

 

しかも、イヤになれば、
いつでも辞められる・・・

 

そんな中で、
西條さんがボランティア組織を
どのようにマネジメントしたのか?
がこの本に書かれています。

 

実は・・・

 

ボランティア組織のマネジメント
を学ぶことが、
今の時代のマネジメントには
重要だと思っています。

 

西條さんも書いていますが、
ピーター・ドラッカーさんも
著書「明日を支配するもの」の中で
こう書いています。

 

動機付け、
とくに知識労働者の動機づけは、
ボランティアの動機づけと同じである

 

知識労働者を叱ったら
それだけ成果を出してくれるか?
というと、そうではないと思います。

 

知識労働者に求められていることは
アイデアを出してもらったり
お客様のニーズを喚起したり
人を感動させたりすることです。

 

これは、本人に
モティベーション高く働いてもらう
ことでしか実現しません。

 

では、どうしたら、
モティベーション高く働けるのか?

 

西條さんはこう書いています。

 

あらゆるスタッフの移ろいゆく関心と能力、
課題のバランスを見定めながら調整する

 

つまり、
やりたいことをやってもらうことが
大事だということです。

 

ところが、
厄介なことに、
人の関心は不変ではないということです。

 

それは、能力が上がることで、
やりがいを感じていた業務が退屈に変わる
こともあるというのです。

 

ということは、
上司は常に部下の関心がどこにあるのか?
把握しておくことが必要だということです。

 

そして、
その関心の移ろいに応じで、
適切な課題を与えることが必要だという
ことです。

 

これは、なかなか、難しい話です。

 

部下の関心に応じて
課題を用意することなんて、
現実的には難しいのだと思います。

 

ただ、これは、
前回のブログで書いた話につながります。

 

「なぜ、キレイなビジョンは上手く行かないのか?」

なぜ、キレイなビジョンは上手く行かないのか?

 

このブログの中で、
ビジョンが機能しているか?は

そのビジョンに
あなたの居場所はありますか?

と質問すれば分かると書きました。

 

つまり、
個人のビジョンと
組織のビジョンがつながっている
と感じることができれば、
モティベーション高く働けるのです。

 

だから、
モティベーション高く
働いてもらおうと思ったら、
ビジョンによるマネジメントしないと
難しいと思うのです。

 

これは、良きことをしよう!
というレベルの話ではありません。

 

同じ仕事をしていても、
自分のやりたいことを実現しながら
イキイキ働いている会社と
お給料のためにイヤイヤ働いている会社
ではどちらが選ばれるか?
という話です。

 

マネジメントの戦略として、
ビジョンによるマネジメントが必要だ!
ということです。

 

そういう意味では、
もはや給料は払っているんだから
会社の言うことを聞きなさい!
というレベルでは、
会社は生き残れない時代になっている
のだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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