経営者の方と
ビジョンの話をしていると
100年後の話をされることがあります。
100年続く会社とか
100年後も
地域に必要とされる会社とか
それ自体は、ビジョンなのですが、
ビジョンとしては機能しずらい
と思うのです。
このブログでも
何度も書いていますが、
ビジョンは映像です。
だから、
1時間後だろうと
明日だろうと、
1ヶ月後だろうと
1年後だろうと、
3年後だろうと
映像がイメージできれば、
ビジョンです。
そして、ビジョンの目的は、
動けるようになるためです。
人はイメージできれば動けます。
逆に、イメージできないと動けません。
だから、
ビジョンとして機能するということは
ビジョンの実現に向けて
動けるということです。
そう考えた時に
100年後のビジョンってどうでしょうか？
人によると思いますが、
ちょっとイメージできないと思うのです。
そもそも、生きてないし・・・
関係ないし・・・
遠すぎる・・・
という感じです。
また、人によって、
イメージできないことに
ワクワクする人もいれば、
不安になる人もいます。
100年後のビジョンを語っても
みんながみんな
ワクワクするとは限らないのです。
100年後のビジョンを語ることで
不安がらせてしまうこともあるのです。
ただ、100年後のビジョンであっても、
ちゃんと伝えれば、機能している
事例があります。
それは「日本のサッカー」です。
先日も、ドイツとトルコに連勝しました。
2022年のワールドカップで、
ドイツとスペインに勝ったことが
偶然でないことを証明しました。
ヨーロッパの強豪チームに
10回戦って1回勝てればいい
なんて言っていたレベルから、
普通に勝てるレベルになりました 。
日本のサッカーが
ここまで急激に強くなったのは、
なんとなくではありません。
ビジョンがあったからです。
そのビジョンは、1996年、
日本サッカー協会の川淵三郎会長が
打ち出した「Jリーグ百年構想」です。
Jリーグ百年構想
https://aboutj.jleague.jp/corporate/aboutj/100years/
サッカーに限らず、スポーツを楽しめる
環境を作ることをビジョンに掲げました。
そして、「100年構想」のもと
「JFAの約束2050」では、
日本代表チームが2050年までに
ワールドカップで優勝することを掲げました。
「JFAの目標」
https://www.jfa.jp/about_jfa/plan/goal2030.html
そして、「JFAの目標2030年」では、
ベスト４に入ることを掲げました。
あと2回のワールドカップでベスト４
いけそうな気がします。
ビジョンをビジョンで終わらせることなく
目標に落とし込んでいるから、
イメージできるようになり、
動けるのです。
そして、動けるから
そのビジョンの実現に近づくのです。
だから、100年後のビジョンを
機能させるためには、
５年後、いや、３年後まで
どうなていればよいのか？をイメージして、
目標を掲げることが必要です。
そして、その目標を
１年、半年、３ヶ月と短いスパンで、
目標設定ができれば、
より明確にイメージができて、
より動けるようになります。
ただ、問題は、
目標によってイメージしていることと
目の前の仕事がつながらないことです。
結局、このギャップをどう埋めるか？
なんですが、
できることしかできないので、
できることを淡々とやり続けるしかありません。
１年だろうと10年だろうと100年だろうと
日々の積み重ね以外にありません。
だからこそ、本当にやりたいことを
ビジョンにしないと、達成しないのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
チームビルディングの師匠の石見さんが
書籍を出すことになりました！
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
2023年9月23日発売です！
「最強のチームビルディング技術が身につく
レベル別課長養成講座」
課長とありますが、
ようはチームのリーダーのための本です。
リーダーとしての原理原則が書かれています。
◎部下がうまく育たない
◎丁寧に教えているのにできない
◎仕事を任せたいのに任せられない
◎もっと部下同士で考えて主体的に動いてほしい
１つでも気になるテーマがあったら
下記リンクから是非ご予約を！
コメントを残す