チームビルダーが教える目標設定の秘訣

五輪サッカー準決勝で
日本はスペインに対して、
延長戦の末、0-1で敗れました。

 

日本は終始押される展開で
GKや守備陣がスペインの猛攻を
よく防ぎましたが、
延長戦後半10分で
一瞬のスキを突かれ失点しました。

 

惜しかったと思います。

 

と同時に、
一瞬のスキを逃さず
得点できるスペインはやはり強い
と思いました。

 

この差が
強豪国との差だと思います。

 

点数こそ、0-1ですが、
その差はまだまだ大きいのだと
思いました。

 

ただ、日本は
本当に強くなったと思います。

 

着実に世界との差を縮めてきています。

 

それは、
日本サッカー協会のマネジメント
によるもので、
目標設定が明確だからです。

 

日本サッカー協会は、
2005年に2050年に向けての
目標を設定しました。

 

2030年までに
ワールドカップでベスト4

 

2050年までに
ワールドカップで優勝

 

JAFの目標
https://www.jfa.jp/about_jfa/plan/

 

チームが成長する時に、
目標を共有することが必要です。

 

なぜなら、
人と人は違うので、
考えることが違うからです。

 

だから、
同じように頑張っていても
それぞれ目指しているものが
違うと頑張り方が違います。

 

目指しているものが違えば、
動きがバラバラになるので、
一致団結しません。

 

一致団結できなければ、
高い目標は達成できません。

 

その時に数値として分かりやすい
目標が必要です。

 

スポーツだから
分かりやすいということは
あるのですが、

 

2030年までに
ワールドカップでベスト4

 

2050年までに
ワールドカップで優勝

 

と言われれば、
みんなの認識がそろいます。

 

認識がそろえば、
その目標に向けて、
余計なことを考えることなく
集中できます。

 

だから、
チームの成長には
目標を共有することが必要なのです。

 

しかし、現実では、
チームで目標を設定しようすると、
あまり良い顔をされないのではないか?
と思うのです。

 

それは、
達成しなければいけないものとして
やらされ感や義務感を感じるから
ではないか?と思うのです。

 

やらされ感や義務感が出ると
被害者意識が生まれて、
自分事でなくなります。

 

自分事でなくなると
覚悟ができなくなるので、
その目標の達成は難しくなります。

 

世の中の目標設定の多くは
そうなっているのではないか?
と思うのです。

 

実は、私もそう思っていて、
目標設定が嫌いでした。

 

しかし、ある時から、
目標設定に対する意識が変わりました。

 

どのように変わったのか?
というと・・・

 

目標設定は、
ビジョンの達成のための手段と
考えるようになったのです。

 

ポイントは3つあります。

 

1つ目は、
ビジョンとつなげること

 

人はやりたいことしかしません。

 

逆にいうと、
やりたいことはやります。

 

だから、目標達成したら、
自分のやりたいこと(ビジョン)に
近づくような目標を設定すればよいのです。

 

2つ目は
実現できそうなレベルに
目標を設定すること

 

目標が高すぎると
何から手をつけてよいのか?
分からなくなります。

 

それだと、
行動できなくなります。

 

目標達成には行動が必要です。

 

だから、行動できるレベルの
目標設定にする必要があるのです。

 

逆にいうと、
やることを決めるために
とりあえず目標を設定するぐらいの
感覚です。

 

3つ目は
目標達成にこだわらないこと

 

目標はビジョンを叶えるための
手段にすぎません。

 

目標達成するに越したことは
ないですが、
大切なのはビジョンを叶えることで
1つ1つの目標を達成することでは
ありません。

 

だから、
目標達成を目指しますが、
達成しなければ、
次の目標を設定すればいい
ぐらいの気持ちで考えています。

 

繰り返しになりますが、
大事なのはビジョンを叶える
ことです。

 

日本サッカー協会が立てた
2020東京オリンピックの目標設定は、
メダルの獲得です。

 

JFA中期計画 2021-2024
https://www.jfa.jp/about_jfa/plan/JFA_plan2021_2024.pdf

 

なんとか、手が届くところまで
来ています。

 

そして、9年後には、
ワールドカップでベスト4

 

そこから、20年後には
ワールドカップで優勝

 

そんなにあり得ない話でも
なくなってきました。

 

2050年

 

その時、私は80歳

 

生きている間に
ワールドカップでの優勝が
見れるかもしません。

 

そう考えると、
本当はビジョンを叶えることが
大事なのではなくて、
ビジョンを叶えるプロセスが
楽しいのかもしれません。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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