そのプライドは必要ですか?

組織づくりの専門家として
コミュニケーションについて関心があります。

 

ここ半年ぐらい
特に関心を持って見ているのは、
安芸高田市議会の
市長と議会のやり取りです。

 

三菱UFJ銀行出身の
キレキレの石丸市長と、
旧態依然とした市議会議員が
まったくかみ合わないまま
議論をしている様子を興味深く見ています。

 

先日も、2年連続で、
一般会計決算が認定されなかったことが
ニュースになっていました。

 

【安芸高田】
2年連続で決算不認定
「足を引っ張る以上の動機が見当たらない」

 

議会でのやり取りを見ていると、
市長が災害時に市にいなかった
という理由で、

 

決算内容とは関係のないところで、
否決されるという
市民の方にしてみれば、
非常な迷惑な話なんだと思います。

 

このように議会が機能していない状態は、
3年前の議員の居眠り問題から始まっていて、
市長との市議会議員との関係性が
修復不可能な状態になっています。
(すべての議員さんではないですが・・・)

 

このような関係性で議論をしても
かみ合わないのは当然のことだと思いますが
見ていて私が問題と思うのは、
対話ができていないということです。

 

そもそも議員の質問が
要領をえないところがあって、
それを市長から質問されても、
議員が無意識なのかもしれませんが、
論点をずらして、質問に答えないのです。

 

そうすると、何を聞いているのか?
余計、分からなくなるので、
さらに、質問をするのですが、
また、論点をずらすので、
質疑にならないのです。

 

非常に不毛なやり取りだと思います。

 

確かに石丸市長の言い方も
挑発的で、近寄りがたい印象があります。

 

頭のいい人ですから、
質問に答えたら、
市長のペースに巻き込まれて、
不利になると思うのかもしれません。

 

あの市長と公の場で議論をすると
市長との能力差が露わになります。

 

学歴や職歴ではないですが、
京都大学を出て、三菱UFJ銀行で
アナリストをやっていた人に
普通の人は敵いません。

 

まともに議論するのを
避けたくなる気持ちも分かります。

 

しかし、それを避けていたら、
議論にならないし、
逃げている印象しか残りません。

 

なにも市長が100%正しいとは
限りません。

 

コミュニケーションの取り方として
ふさわしくない点もあります。

 

しかし、議論から逃げてしまったら
その指摘さえもできません。

 

議論の中で不適切な点があれば
お互いに認めつつ、
議論を深めていくべきです。

 

しかし、議論の流れを見ている限り
市議会議員のほうは、
それができていない方が多いようです。

 

発言するというのは怖いことで、
自分の能力がさらけ出されます。

 

このブログだってそうです。

 

私の能力以上のブログは書けませんから
ブログを書くことで自分の能力を限界を
さらけ出すことになります。

 

しかし、自分の考えていることを
表現しない限り、
自分のことを分かってもらえないし、
私にコンサルティングを依頼しようなんて
思ってもらえません。

 

そういう意味で、
なりふりなんて構っているなんて
いられません。

 

どう思われようと
これが自分だと思って表現するだけです。

 

そういう意味で
プライドなんてどうでもいいんです。

 

成果を上げるために
プライドを捨てられるか?ということだと
思います。

 

捨てるとかいう意識もないかもしれません。

 

成果を上げるために
必要だと思うことを淡々とやるだけ
なんだと思います。

 

本当に手に入れたいものがあれば、
プライドなんて関係なくなると
思うんですよね!

 

結局、本当に手に入れたいものしか
手に入らないというのは、
今、手にしているものを手放せるかどうか
なんだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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