変化は力にならない

岸田総理は、先日、
政権発足から3年目を迎えるにあたって
記者会見を行い、こんなことを語りました。

 

課題に正面から向き合い、
変化を力にする。

明日は必ず今日より良くなる日本
を作るために、努力を続けていきたい。

 

岸田総理はこの言葉を
今回に限らず、
キャッチフレーズのように使っています。

 

この言葉を聞いて、
どのように感じるでしょうか?

 

私は異論はないと感じました。

 

課題に正面に向き合って
解決していって欲しいし、
今日より明日は良くなる日本で
あって欲しいと思います。

 

しかし、どうにも釈然としない
気持ちになるのではないでしょうか?

 

それはなぜか?というと
具体策が明確でないからです。

 

明確でないと言うか、
今、政策として掲げているものが
実現したからと言って、
今日より明日が良くなると
思えないからです。

 

つまり、目指している目標に対して、
どのように達成するのか?が、
イメージできないのです。

 

上手くいくイメージがないと
達成に向けて動こうとはしません。

 

現状のままでは、
良くないことは明確だから
変わる必要があるのですが、
変化するには、
変わろうとする推進力が必要です。

 

なるほど・・・

 

「変化を力にする」という言葉に
ずっと違和感を感じていたのですが、
ようやく理解できました!

 

変わるために力がいるのであって
「変化を力にする」というのは、
現象が逆なんです。

 

一般的に、人は変化を嫌います。

 

変化は力にはなりません。

 

変化は躊躇を生みます。

 

だから、ピンとこなかったんです。

 

変わろうとするには、
躊躇するよりも魅力的な何かが
待っている必要があります。

 

その魅力的な何かを示さない限り
変わろうとする力は生まれてきません。

 

それが、今日より明日が良くなる
みたいな曖昧なことでは、
国民はついて行かないのです。

 

つまり、このままでは、
変わろうとする推進力が生まれません。

 

具体的にどう良くなるのか?
が分からない限りは、
変化しようと思わないのです。

 

よく社長さんから、
ビジョンを語っても社員がついてこない
という相談を受けるのですが、
これがその理由です。

 

そのビジョンが達成した時に
どんないいことが起こるのか?
そして、どうやって達成するのか?が
明確になっていないと、
変わろうとしないのです。

 

変えると言うだけでは、
人はついてこないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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