銀行間の送金に使われる
「全国銀行データ通信システム」で、
他行宛ての振り込みができなくなる
障害が起きました。
道路や上下水道、ダム、橋、送電線など
生活を支える設備のことを
インフラといいます。
今回の金融システムもインフラです。
インフラのおかげで、
我々は安定した生活を送れます。
インフラは当たり前すぎて意識できませんが、
インフラが機能しなくなると困ります。
今回も、
給与が振り込まれていなかったり
代金が振り込まれていなかったり
大混乱が起こっています。
今まで、1つの銀行だけが
システムエラーを起こすことはあっても、
共通のシステムで、エラーを起こすなんて、
今まで、こんな話を聞いたいことがありません。
報道によると、システムを構築して以来、
50年間で、初めての出来事だそうです。
なるほど・・・
わかった気がします。
ここのところ、日本中で、
インフラの事故が増えています。
トンネルの天井の崩落事故や
橋げたが落ちたり、
水道管が破裂して噴水が起こっている
なんてニュースは日常茶飯事です。
高度成長経済期に一斉に整備した
日本全国のインフラが老朽化し、
寿命を迎えています。
おそらく、
今回の金融システムも古いんだと思います。
古いものを大きく変えてこなかったから
今まで、問題がなかったのです。
しかし、その古いシステムが
とうとう限界を迎えて、
システムを変更せざるを得なくなって
改修をしたら、
不具合が出たという話だと思います。
根本的な問題をそのままに、
表面的な問題解決で使い続けるのも
限界に来ているのだと思います。
そろそろ、本腰をいれて、
インフラを作り直す時期に来ているのだと
思います。
それは、私が専門にしている
組織マネジメントの世界でも一緒です。
今、機能している
組織マネジメントのシステムは、
人口ボーナス期にできたものです。
人口が増えていて、
次から次へと若者が会社に入ってくる・・・
若手社員が増えているので
自然と出世競争が生まれます。
教育なんかしなくても
若手社員は勝手に学びました。
そして、競争に生き残った者が
管理職になり、会社幹部になりました。
自分を犠牲にしてでも
会社に尽くした人が評価をされました。
会社に合わないなら辞めればいい・・・
そうして、強者だけの残り、
それで会社は機能していました。
しかし、今は、人口オーナス期です。
人口は減っていき、
若手社員は減っていくというか、
どこにいるんですかね?という世界です。
新入社員は入ってこないから、
10年前に若手で入った社員は
いつまでも最年少
後輩がいません。
上の世代が詰まっているから
出世することもない。
当然、競争なんてありません。
そうなると、
立場で人が育つこともない・・・
そんなことをしてうちに
上の世代も定年を迎え
引退しようにも、下が育っていない・・・
育てようとしても、
世代間のギャップがあって、
育てたこともないから
教え方もわからない・・・
まさに、組織の老朽化です。
ここで、大きく変えないと
本当に手遅れになると思います。
今いるメンバーで成果を上げるには
どうしたら良いのか?
私はチームビルディングに答えがある
と考えています。
それぞれの強みを活かして、
共通の目標に向かって、
対話を重ねて、強い組織にしていく・・・
組織にチームビルディングを
取り入れることは、
組織のインフラを変えることになります。
チームビルディングが当たり前になる
世の中へ!
そんな想いで始めた
チームビルディング経営塾も8期を迎え、
今日が第1回目です。
あらたなメンバーと迎え、
再受講のメンバーとともに
また学びの6ヶ月が始まります。
第1回目は、毎回、緊張します。
それはそれで、
緊張感を持てることは良いことだと思って、
精一杯、できることをします。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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