チームビルディングが合わない会社

昨日のブログで
チームビルディングって
BBQをすることじゃないの?
について書きました。

 

「SSR理論」に基づいて
BBQやフィールドワークをやらないと
チームビルディングを学ぶのは
難しいと思っています。

 

しかし、多くの場合、
「SSR理論」に基づかずに
BBQやフィールドワークをやっている
ケースが多いと思います。

 

残念ながら、
BBQやフィールドワークをやるだけでは
チームビルディングになりません。

 

しかし、多くの会社は
BBQやフィールドワークをやれば、
チームビルディングになると信じています。

 

それは、なぜでしょうか?

 

それは、チームビルディングが
アメリカから入ってきた概念だからです。

 

アメリカでは、
仕事は仕事、
プライベートはプライベート
というように
仕事とプライベートを分けて考えます。

 

そのため、
職場を離れて、
BBQやフィールドワークをやると
仕事と切り分けて考えます。

 

切り分ける考えるから、
BBQやフィールドワークをやると
お互いの強みについて
新たな発見があったりして
チーム作りに活かすことができます。

 

つまり、職場を離れて、
BBQやフィールドワークをやると
チービルディングになるのです。

 

しかし、日本では、
仕事をプライベートに引きずるので
BBQやフィールドワークをやっても
職場の延長線になることが多くなります。

 

職場の延長線上では
新たな発見はありません。

 

そのため、日本で、
BBQやフィールドワークをやっても、
アメリカでやるほどには、
効果は期待できないじゃないか?
なんて思っています。

 

もちろん、日本でも
仕事とプライベートを切り分けている
会社もあります。

 

そんな会社であれば、
効果はあると思います。

 

しかし、
仕事とプライベートを
切り分けられていない会社が
チームビルディングを導入しても
上手くいかないのです。

 

では、仕事とプライベートを
切り分けられていない会社とは
どんな会社でしょうか?

 

それは、
ヒトとモノを分けられない会社です。

 

例えば、上司というのは、
仕事のマネジメントをしているだけで
偉いとか、人間的に上だとか
そんなことはないのです。

 

ただ、仕事で成果が上がるように
サポートしてくれたり
見守ってくれているから
結果として、感謝はしますが、
それは、上司だからではないのです。

 

逆に、上司だから俺は偉いんだ!
上司である俺を感謝しろ!
と言っている会社は
ヒトとモノを分けられていません。

 

部長という「人」(ヒト)と
部長という「役職」(モノ)は違います。

 

分かりやすく例えると、
部長は家に帰っても部長!
みたいな話です。

 

さすがに、
こんな部長はいないかも知れませんが、
社長は家に帰っても社長!
はいるような気がします。

 

チームビルディング的に考えると、
目標を達成するというゴールの下では、
上司も部下も同列です。

 

それは、上司を蔑ろにしてよい
という意味ではなくて、
上司も部下も尊重されるべきだ
という意味です。

 

だから、
上司だから無条件に偉いんだ!
という会社には、
チームビルディングは合いません。

 

それはなぜか?というと・・・

 

各メンバーの
スキルや能力、経験を最大限に発揮し、
目標を達成できるチームを
作り上げていくための取り組みが
できなくなるからです。

 

この「最大限」がポイントです。

 

誰が偉いとか、
上下関係に気を遣っていたら
最大限に力を発揮できません。

 

最大限に発揮するのであれば、
実力がある人が任されるべきです。

 

せっかく能力があるのに
若いからとか、
勤続年数が浅いからといって
任されないのだとすると、
最大限に能力を発揮できません。

 

これでは、
チービルディングにはなりません。

 

このように
役職を盾に自分が偉いんだ!
なんて思っている会社では、
チービルディングは機能しないのです。

 

別に、チービルディングが
組織の形として、唯一の解だと
思っていません。

 

しかし、今いるメンバーで
最大限の成果を上げようとすると、
チービルディングが必要になるのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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