インナーブランディングって何?

今度、中小企業診断士さんの勉強会で
インナーブランディングについて
話すことになりました。

 

話すことになったものの、
お恥ずかしながら、
インナーブランディングとは何か?
知りませんでした。

 

ネットで調べてみると、
インナーブランディングとは・・・

企業の理念やビジョン、価値観を
従業員と共有し、理解を深め、
共感や愛着心を持ってもらうことで、
企業のブランド価値を高めるための活動

だそうです。

 

なるほど、大事なことだと思います。

 

私もブログの中でも、
「組織力」の向上として、
企業の理念やビジョンや価値観を
共有することが大事だと書いています。

 

ただ、インナーブランディングだけやるのは
難しいのではないか?と思うのです。

 

なぜなら、社員にとって、
企業のブランドなんて興味がないからです。

 

あっ!言ってしまった・・・

 

いつもブログに書いていますが、
人はやりたいことしかしません。

 

大企業の社員さんなら、
自社の企業のブランドを高めたい
と思っているかもしれません。

 

しかし、中小企業の社員さんが
自社の企業のブランドを高めたいなんて
思っていないのではないか?
と思うのです。

 

だから、中小企業で
インナーブランディングをやろうとしてても、
上手くいかないと思います。

 

ただ、それでは、
勉強会で話すことがなくなってしまうので、
中小企業で、どうしたら、
インナーブランディングが機能するのか?
考えてみたいと思います。

 

いつもブログに書いている
SSR理論によると、
組織を作るには順番があります。

 

先ほど、人はやりたいことしかしない
と書きましたが、
人が興味があるのは「自分」です。

 

だから、まず、
「自分」が満たされる必要があります。

 

組織の中で
「自分」が満たされるというのは、
組織の中に自分の居場所がある
ということです。

 

自分がここにいていいんだ!
と思えることです。

 

そのためには、
人と人が違うことを認め合える
環境であることが必要です。

 

そして、次に
違う人同士が一緒にいられるためには、
共通の目的を持っていることが必要です。

 

共通の目的を持っていれば、
リーダーはメンバーを信頼することができるし
メンバーはリーダーを信頼することができます。

 

ということで、まずは、
居場所がある状態を目指すことが必要です。

 

居場所があると、
その場にい続けることができように
リーダーの期待に応えようと
必要とされる能力を身に付けようとします。

 

その時に必要なものが学べる環境が必要です。

 

ただ、その時に、
何のためにそれを学ぶのか?が
分かっていないと効果的に学べません。

 

だから、まずは、会社のビジョンや
チームのビジョンが明確になっていて、
メンバーが理解できるようになっている
必要があります。

 

会社やチームのビジョンが明確で、
会社やチームのビジョンの達成に向けて、
リーダーの期待に応えられるようになると
自信をもって仕事ができるようになります。

 

これで、自分はチームの一員だと
自信を持って思えるようになります。

 

居場所だと思っていたチームに
なくてはならない存在になれます。

 

そうすると、周りが見える余裕が生まれて、
協力し合えるようになります。

 

それぞれの得意な仕事を
それぞれに任せ合えるようになります。

 

これ、あなたがやったほうが
上手くいくと思うので、お願いします!とか、
これは、私がやったほうが早いと思うので
私がやります!という感じです。

 

そうなると、分業することになるので、
チームとしての目標に対して、
自分がどんなことをすればよいのか?
分かっている必要があります。

 

このように、
チームの目標達成のために
それぞれの役割が明確になっていると
チームに一体感が生まれます。

 

チームに一体感が生まれると
より高い目標を達成しようということになり、
それぞれのメンバーがより成長することを
求められるようになります。

 

そうすると、メンバーにの成長のための
教育の機会が与えられます。

 

会社から、マネジメントの研修や
専門性の高い研修に参加するように
言われることがあると思います。

 

教育によって視野が広がると
より効果的に組織を機能させるために
社内に仕組みが必要なことに気付きます。

 

そこで、仕組みを導入します。

 

仕組みを導入すると、
他部署や他のチームとの連携がないと
上手くいかないことが理解できるようになります。

 

そうすると、
自部署や自分のチームだけでなく
会社全体を見る視野が育ち、
セクショナリズムを超えた協働が生まれます。

 

セクショナリズムを超えて仕事をしていると
会社全体の様々な業務内容が理解できて
将来、自分がやりたいことや
キャリアに興味を持つようになります。

 

自分の将来に興味がわくと、
この会社に長くいるイメージがわいてきて
自分の仕事が会社のビジョンやミッションに
つながっていることが実感できるようになります。

 

そして、最終的に、
会社のビジョンやミッションが
社会に必要とされていることが理解できて
自分の会社に、自分の仕事に
誇りが持てるようになります。

 

そうです。

 

ここでようやく、
従業員が会社のブランドを高めたいと
思うようになるのです。

 

大企業は仕組みが整備されているので、
最初から最後までつながっていると思います。

 

しかし、中小企業の場合は、
仕組みが弱いので、
最初から最後までつながっていないのではないか?
と思うのです。

 

実は、このつながりを診断するのが
チームビルディング診断「ソコアゲ」です。

 

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最初にも書いたように、
チームビルディングも、
企業の理念やビジョンや価値観を
共有することがゴールだと思っています。

 

なので、インナーブランディングが
できるようになることが
ゴールといっていいと思います。

 

ただ、それができるようになるまで
長い道のりがあります。

 

どこまでつながっていて、
どこがつながっていないのか?見える化して
打ち手を打てるようにしたい!

 

そう考えて、診断のソフトを開発して、
来る世に備えているのが、
我々、石見さんを中心にした
チームビルディングの仲間です。
(チームジャイキリといます)

 

そんな大いなる企てを
ここ5年ぐらいずっとやってきました。

 

だから、中小企業診断士さんから
勉強会の依頼をいただいた時に
いよいよ、我々の時代がやってきた!
なんて思いました。

 

組織の作り方は理論化ができています。

 

そして、その理論に基づいて、
組織を診断し、打ち手を特定することまで
できるようになっています。

 

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今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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