安倍派の議員がパーティー券の販売ノルマを
超過した分をキックバックで受け取り、
政治資金収支報告書に記載していなかったことが
大きな問題になってきました。
松野博一官房長官、
西村康稔経済産業相、
萩生田光一党政調会長、
高木毅党国会対策委員長など
政権や党の中核を担う人物もかかわっており、
更迭、内閣改造も避けられない状況に
なってきました。
解決しなきゃいけない問題が
山積みなのに、こんなことをしている
場合ではないと思います。
政治家とお金の問題は、
昔から繰り返されていて、
またか~という感じです。
いつまで繰り返すのでしょうか?
こういう時に考えるのが
「氷山モデル」です。
これは、いつもブログに書いていることです。
【氷山モデル】
「できごと」
何が起こったのか?
=============
「パターン」
どんなパターンなのか?
繰り返し起こっていることが何か?
=============
「構造」
どのようなしくみになっているのか?
どんなメカニズムになっているのか?
=============
「メンタルモデル」
どんな思い込みがあるのか?
何がそうさせているのか?
このフレームワークに従って
考えていくと、
物事が整理されていきます。
今回のケースで、
「できごと」と「パターン」は明確です。
3回続けば「パターン」です。
政治家がお金の問題で失脚するのは
今に始まった問題ではありません。
なので、「構造」について考えます。
そもそも、政治というのは、
お金が動くものです。
ものすごく単純化して考えれば・・・
企業や団体は、
法律や政策を変えられる議員に
より力を発揮してもらえるように
献金をします。
献金をもらった議員は
法律や政策を変えるために
提案書を作成して、議会に通します。
この機能を維持しようとすると
事務所を借りないといけないし、
スタッフも雇わないといけないし
移動のための交通費も必要になります。
力を発揮しようとすればするほど、
活動規模が大きくなり、
お金がかかるようになります。
そして、それだけではなく、
議員としての身分は選挙によって
成り立っているので、
選挙にもお金がかかる・・・
議員のやるにあたって、
お金なんかなんぼあっても足りない
というのが正直な話なんだと思います。
この「お金なんかなんぼあっても足りない」
というのは、「メンタルモデル」で、
この考え方や思い込みがある限り、
政治家とお金の問題はなくなりません。
ただ、「メンタルモデル」を
変えるのは困難なので、
手をつけるべきは「構造」です。
政治家として活動するには、
お金がかかるという「構造」を変えない限り、
「パターン」は残り、「できごと」はなくなりません。
で、問題だと思うのは、
その「構造」を変える人がいない
ということです。
これは、政治家に限らず、
ほとんどの組織で同じことが起こっていて
問題が起きている「構造」が分かっていても
自分達でそれを変えようとしません。
変えないから同じ問題を繰り返す・・・
これ、いつまで繰り返すのでしょうか?
自分達では変えられないのです。
だから、私のような
外部の組織開発のコンサルタントが
必要なんだと思います。
ただ、あくまでも、
変えるのはその内部にいる人たちです。
変えるには時間がかかります。
できることしかできないから、
できることでないと継続できません。
私がコンサルタントになるキッカケを
与えてくれたチームナンバーの遠藤さんが
言っていた言葉があります。
卵は内側から殻を破ったものだけが
生をうける。
外側から力を加えると生命は壊れます。
組織も人の集まりなので生命です。
だから、組織を外から変えようとすると
壊れます。
だから、組織開発のコンサルタントして
大事なことは、
組織の内部にいる人が
変わろうとすることを覚悟してもらうことです。
その時に問う質問が
「これ、いつまで繰り返すんですかね?」です。
結局、日本が30年成長していないのは、
自ら変えるということをしてこなかったから
だと思います。
でも、そろそろ限界ですよね!
ジャニーズ問題しかり、
日大のアメフトの違法薬物問題しかり、
宝塚のいじめ問題しかり、
統一教会と自民党の問題しかり、
いろいろな問題が顕在化してきましたが、
そのほとんどの問題が外部の力によるものであって、
果たして、内部から変われる力があるのか?
内側から外側にけ破って出てくるだけの
エネルギーがないと、外に出てきても、
生きていなけない・・・
なんだか、絶望しかありませんが、
我々、一人ひとりが変わろうと思っているのか?
そこが問題だと思います。
これまで、何回も繰り返してきているわけですが、
あと何回、これを繰り返せるんでしょうかね?
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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