やればやるほど上手くいかなくなる

組織のコンサルティングをしていて
一番難しいと思うのは、
ビジネスモデルを変えることです。

 

世の中がすごいスピードで
変わってきていて、
ビジネスの前提が変わっているので
いままでのビジネスを続けることが
難しくなってきています。

 

改善や効率化によって
良くなるのかもしれませんが、
前提が変わってしまったら、
改善や効率化では状況を
劇的に変えることができません。

 

ビジネスそのものを
変える必要があります。

 

ビジネスを変えるというのは大変で、
いきなり変えることもできないので、
古いビジネスと新しいビジネスを
両方やる必要があります。

 

そうなると、
単純に仕事の量は増えるし、
新しいビジネスは、慣れないために
上手くいかなかったり、
どんどん、負担が増えていきます。

 

よくするために、
ビジネスモデルを変えるのに
やればやるほど、上手くいかない
ということが起ります。

 

そうなんです。

 

新しいことをしようとしたら、
やればやるほど、上手くいかないのです。

 

でも、それでよいのです。

 

なぜ、そう言えるのか?というと
「タックマンモデル」で説明ができます!

 

「タックマンモデル」は、
チームで成果を上げる時に
起こる現象のことです。

 

通常、成果というと
右肩上がりで上がるイメージが
あると思います。

 

時間と成果が正比例する
ようなイメージで
やればやるほど成果が上がるように
思うかもしれません。

 

しかし、実際は、右肩上がりで
成果が上がることはありません。

 

上がるというより、
むしろ、
いったん、谷に向かて落ちて
這い上がるように
成果が上がっていきます。

 

Uの字を描きます。

 

このUの字を
「タックマンモデル」と言います。

 

「タックマンモデル」は
4段階に分かれます。

 

①形成

②嵐

③秩序

④成果

 

Uの字の一番下が②「嵐」です。

 

②「嵐」をくぐらずに
大きな成果が出ることは
ありません。

 

現状が壊れて、
新しい③「秩序」が生まれ、
④「成果」が出るのです。

 

このUの字の谷が深ければ
深いほど成果が出ます。

 

谷が深いということは、
上手くいっていない状態が
続いているということです。

 

だから、大きく変える時って
やればやるほど上手くいかないのです。

 

で、上手くいかないから
途中でやめてしまうことがあるのですが、
そこでやめてしまったら、
また、①「形成」に戻ります。

 

谷の底に向かっていく必要があります。

 

ただ、上手くいっていない状態で
やり続けるのは、しんどいので、
何のためにやるのか?という
「ミッション」と
どうなっていたらよいのか?という
「ビジョン」を持つことが大事です。

 

そうは言っても、
上手くいっていない時って
視野が狭くなっているので
「ビジョン」が見えなくなります。

 

上手くいっていない状態が
続いているようであれば、
現状を距離をおいて見て、

 

自分がタックマンモデルの
どこら辺にいるのか?
見てみることが大事だと思います。

 

上手くいかない時って
できないことがいっぱいあるのですが、
一つ一つクリアしていくしか
ないんですよね!

 

私も上手くいっているようで
上手くいっていないことがあります。

 

年末年始で時間が取れるので
視野を広く全体を見てみたいと思います。

 

まぁ~チャレンジしないで
上手くいっていないのではなく
チャレンジして
上手くいっていないのなら
それはそれで良いのかな?なんて思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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