自転車はやがて乗れるようになる

先日、お客様の会社の会議で
今期の事業計画の作成について
話し合いをしました。

 

社長が作った売上目標数字と
現場が作った売上目標数字に
ギャップがあったので、
それを埋めるために話し合いました。

 

最初は、現場は抵抗を示していましたが、
社長が作った売上目標数字の
根拠を説明しながら、

 

社長の数字を達成するなら
会社が現場にどんな支援をしたらよいの?
を話してもらい、
会社がその支援をするということで、

 

社長が作った売上目標数字で
スタートすることになりました。

 

今までの事業計画の会議では、
社長が作った売上目標数字を
一方的に伝えるだけで、
現場から意見も要望もありませんでした。
(みんな、死んだ目をしていたそうですが・・・)

 

しかし、今期はできない理由ではなく、
どうしたらできるのか?という話し合いができて、
現場も自分たちが決めた目標数字として
スタートすることができました。

 

社長さんからは
こんなに自分の考えていることが伝わって、
現場も思ったことを言ってくれて、
こんなにスッキリした気持ちで、
事業計画会議ができたことは初めてだ!
と言ってもらえました。

 

私からしたら、
目標数字を追っていく今後が
大変なんですが、
それでも、皆さんで前向きに事業計画を
決められたことは良かったと思います。

 

社長さんから、
さらに、こんな質問をいただきました。

 

こういう会議の進め方って、
私(社長)でもできるようになるのですか?

 

それに対して、
私(瀧田)はこうお答えしました。

 

できるようになりますよ!
私がいなくなるのがゴールですから・・・

 

そもそも、組織開発というのは、
自分達で自分達の組織を良くすることです。

 

私がやっているのは、
器を用意することであって、
中身は会社の皆さんが作るのです。

 

器さえ用意できれば、
私(瀧田)がいなくてもできます。

 

そのために必要なことは、
コンサルティングをしながら、
皆さんに見せているし、
必要な知識は研修でお伝えしています。

 

そもそも、
コンサルティングに入った当初に比べて
できることは増えているし、
このまま、続ければ、
来期は自分達でできると思います。

 

結局、これって、
自転車に乗れるようになるのと
同じだと思っています。

 

最初は、
なんで自転車が倒れずに走るのか?
不思議で仕方ないと思います。

 

しかし、後ろを支えながら、
一緒に走っているうちに、
支えがなくても、いつの間にか、
走れるようになります。

 

倒れないで走るためのコツや、
物理的な法則は伝えるますが、
やっているうちに、できるようになります。

 

大事なことは、
そもそも、自転車に乗ろうと思うことと
転んでも、あきらめずに、
乗れるようになりたいと思うことです。

 

そう思っていれば、
自転車がやがて乗れるようになるのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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