なぜ、私が経営塾にこだわるのか?

ここのところ、
経営塾のお知らせをしています。

 

そもそも、
なぜ、私が経営塾にこだわるのか?
お話をしたいと思います。

 

私はかつて中小企業の
三代目でした。

 

祖父は、栃木で
ゴルフ場とホテルと温泉を
経営する100名ぐらいの
会社を経営していました。

 

私の両親も祖父の会社で
働いていました。

 

私は学校を卒業し、
ゼネコンに就職して、
北海道、長野で仕事をしていました。

 

私が28歳になった時、
父の調子が悪くなり、
祖父の会社に呼び戻されました。

 

母親がホテルの社長、
父親がゴルフ場の社長、
私が温泉館の責任者として、
常務取締役の立場で会社に入りました。

 

現場のことを知らずに
いきなり常務取締役ですから
誰もついてきてくれません。

 

率先垂範

 

頑張る姿をみせよう!と思って

 

朝の6時から
温泉の掃除から始まって、
お昼の温泉館の舞台挨拶、
夜の宴会、片付け、翌日の準備
という具合に
日が変わるまで働きました。

 

そのおかげもあって、
みんなついてきてくれるように
なりました。

 

そして、
赤字だった温泉館も黒字になり、
順調に成果を出していきました。

 

結婚もし、子供もできて、
生涯、この会社を支えていこう
と思ってしました。

 

しかし、その一方で、
祖父のすさまじいお金遣いの
粗さから会社全体のお金が
なくなっていきます。

 

ことあるたびに衝突し、
とうとうお互いに引き下がれない
ところまできてしました。

 

私も血尿が出たり、
皮膚病になったりして、
精神的にも限界を迎えていました。

 

そして、とうとう
辞表を提出しました。

 

滅茶苦茶怒られましたが、
もう関係ないと思っていました。

 

その一方で、
今まで一緒に頑張ってきた
社員のみんなに合わせる顔がありません。

 

会社にはいられないので、
会社のある栃木から
実家のある神奈川に帰ろうと
引っ越しをすることにしました。

 

すると、
私が辞めたことを聞きつけた
社員が私の家にやってきて、
辞めないでくださいと
涙ながらに引き留めてくれました。

 

私は「帰ってください!」としか
言えませんでした。

 

そして、
逃げるように、
実家に帰ってきました。

 

結局、私が辞めることで
父も母も辞めることになりました。

 

会社を運営していた
3人が退職することで、
会社はつぶれてしまいました。

 

私は社員を見捨てたのです。

 

自分の「正しさ」で
人の人生を壊してしました。

 

今から考えると
祖父には祖父なりの正しさがあり
私には私なりの正しさがありました。

 

お互いの正しさを認め合い
力を合わせてやっていくやり方は
なかったんだろうか?
という悔いがずっと残っていました。

 

それから15年後、
石見さんの
チームビルディングに出会った時、
その答えが見つかった気がしました。

 

頑張っているけど、
自分のことしか考えていない。

 

自分の正しさを証明ために
必死に働いている。

 

目の前のことだけで、
将来のことを考えていない。

 

これらの問題は、
私が乗り越えらられなかった問題と
本質的には同じだと思っています。

 

部分最適と全体最適の問題です。

 

いつもブログに書いている
ルービックキューブの問題です。

 

全ての面をそろえようと思ったら、
今そろっている面を崩さなければ
なりません。

 

この時に、大事なことは、
チームのメンバー全員が
全ての面をそろえたいと思っているのか?
ということです。

 

つまり、
かなえたいと思う
共通のビジョンがあるのか?
ということです。

 

共通のビジョンがあれば、
部分最適から抜け出ることができます。

 

ただ、部分最適から抜け出るのは
困難が伴います。

 

なぜなら、
トップダウンの組織を
ビジョンを頂点にした
ボトムアップの組織に切り替える
必要があるからです。

 

通常の会社はトップダウンです。

 

なぜならば、
責任は社長が取らなければ
ならないからです。

 

責任者がトップに立つのは
当たり前です。

 

しかし、それを
ビジョンを頂点にした
ボトムアップの組織に切り替える
ということです。

 

社長はビジョンの達成のために
トップから社員と同じポジションに
下りなければなりません。

 

ビジョンの元では
社長も社員も同じです。

 

組織の全責任は社長にあるのに・・・

 

ここに矛盾があります。

 

この矛盾は、
簡単に受け入れられるもの
ではないと思います。

 

ただ、やり方はあります。

 

とはいうものの、
頭では理解できても
心では難しいと思います。

 

だから、
ただ学ぶだけではなく
一緒にチャレンジする仲間が
必要なのです。

 

結局、一人では、
できるようになりません。

 

同じような不安を抱えながら、
チャレンジする仲間がいるから
あきらめずにやり切ることが
できるのです。

 

個別のコンサルティングを
させていただいたり、
研修をさせていただくのとは
違う価値が経営塾にはある
と思っています。

 

私が祖父の会社にいる時に
チームビルディングの知識があれば、
私は辞表を出さずに済んだだろうか?

 

難しかったと思います。

 

でも、もし、その時に、
チームビルディングを学んだ仲間が
いたとしたら、違っていたと思います。

 

そんな仲間を作りたい!

 

私が経営塾にこだわるのは、
チームビルディングを学んだ経営者仲間が
相談し合えるような「場」を作るためです。

 

チームビルディング経営塾には
そんな想いがこもっています。

 

是非、参加してください!

 

チームビルディング経営塾の詳細は
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今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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