無茶ぶりをするから達成しない

前回のブログでOKRについて書きました。

 

いつも思うのですが、
会社の全体目標が達成しないのは、
無茶ぶりをしているからです。

 

この無茶ぶりを解決するのが
OKRだと思っていて、
今日はそのことを書きてみたい
と思います。

 

OKRとは、
Objectives and Key Resultsの略称で
「目標」と「主要な結果」のことです。

 

O(目標)というのは、
「目標が達成された状態」のこと

 

KR(主要な結果)というのは、
「目標をどのように達成しつつあるか
モニタリングする基準」のこと

 

 

 

つまり、KRを全てクリアしたら
Oが実現するように言語化することで
目標達成へのイメージを共有する
というのが、OKRを推す理由です。

 

これは説明しても
なかなか伝わりづらいと思うので、
ダイエットを例に説明したいと思います。

 

例えば、3㎏ダイエットする
という目標を掲げたとします。

 

3㎏ダイエットできて
着たい服が着られている
これがO(目標)になります。

 

O(目標)は、
「目標が達成された状態」なので、
数字だけでなく、
どんなふうになっているか?
を言語化します。

 

では、何をクリアしたら、
3㎏ダイエットできるでしょうか?

 

KR(主要な結果)は、
目標達成のための基準なので、
3つ上げるとすると、
①1日6時間の睡眠が取れている
②1日の摂取カロリーを240kcal減らしている
③1日30分ウォーキングしている
となります。

 

3つである必要はないのですが、
意識できるのは3つぐらいのものなので、
3つにすることが多いです。

 

こんな風に目標を達成するために
どんな基準をクリアする必要があるか?
(KR)が分かれば、
何をしなければならないか?
(TODO)は考えられるようになります。

 

つまり、
①どうやって1日6時間の睡眠を
確保するのか?
②どうやって、1日の摂取カロリーを
240kcal減らすのか?
③どうやって、1日30分ウォーキングを
継続させるのか?
は、本人が考えるべきことです。

 

冒頭で言っている
目標が達成できない会社で行われている
「無茶ぶり」というのは、
社長がOだけ与えて、あとは社員が考えて!
と言っているということです。

 

日々の仕事は、TODOです。

 

TODOを考えるのは、社員です。

 

ただ、KRは、
社長と社員で一緒に考える必要があります。

 

なぜなら、
Oを達成する責任は社長にあり、
KRの進捗を管理するのが
マネジメントであり、
マネジメントは社長の仕事だからです。

 

つまり、社長がやるべきことは、
Oを設定し、
KRを社員と一緒に考えて
KRの進捗を管理することです。

 

それに対して、
社員がやるべきことは
KRを社長と一緒に考えて
KRをクリアするために
TODOを考え実行することです。

 

「社員に考えてもらいたい」とおっしゃる
社長さんが多いのですが、
Oだけ設定して、KRの設定以下を
社員に任せっきりにしているのであれば、
それは、無茶ぶりであって、
マネジメントを放棄していることになります。

 

もし、KRの設定以下を
社員に任せたいのであれば、
経営数字を含めた情報開示と
数字を読める力を身に着けさせる
必要があります。

 

つまり、段階を経る必要があります。

 

社員さんにTODOを考えてもらう
のは良いですが、
KRまで考えさせているのであれば、
そこは一緒に考える必要があると思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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