部下の話の聴き方

前回のブログで
部下の話を聞かないのも問題だし
部下の話を聞きすぎるのも問題だ
と書きました。

ちょうどよい距離感を保つ必要が
あるのですが、
どうしたら
距離感が保てるのか?について
書きたいと思います。

それは、いつもブログに書いている
「氷山モデル」で聴くということです。

【氷山モデル】

「できごと」
何が起こったのか?

=============

「パターン」
どんなパターンなのか?
繰り返し起こっていることが何か?

=============

「構造」
どのようなしくみになっているのか?
どんなメカニズムになっているのか?

=============

「メンタルモデル」
どんな思い込みがあるのか?
何がそうさせているのか?

氷山モデルはフレームワークです。

部下の話を聞きいていると、
「パターン」が見えてくると思います。

いつも似たようなことが起こっています。

まずは、「できごと」を聞きながら
「パターン」を認識することが大事です。

「パターン」が認識できたら、
その「パターン」を引き起こす「構造」が
見えてくると思います。

何度も繰り返すには、
そうなる仕組みやルールがあります。

その仕組みやルールが認識できると
それらを生みだす「メンタルモデル」が
見えてきます。

「メンタルモデル」というのは
思い込みや価値観です。

こんな風に部下の話を
氷山モデルのフレームワークに
当てはめて丁寧に聴いていると
部下は真剣に聞いてくれている
と感じます。

上司は氷山モデルのフレームワークで
聴いているので、
表面的な問題に振り回されることなく
構造的な問題(メカニズム)として
客観的に話を聴くことができます。

「できごと」は感情を伴うので、
共感が生じ、相手に寄り添ってしまって
全体が見えなくなります。

それに対して、
「構造」はモノなので、
感情移入もしようもありません。

感情移入しなければ、
距離が保てるようになって
結果として、
全体が見れるようになります。

つまり、部下の話を
「氷山モデル」を完成させるように
聴くことができるようになると
部下が見えている世界に
振り回されずに話を聴くことができます。

マネジメントの本に書かれている
「部下の話を聞くな!」というのは、
「できごと」を聞くな!という意味です。

「できごと」ではなく
「構造」や「メンタルモデル」を
聴く必要があります。

これも上司として知っておいて
もらいたい技術で、
訓練が必要ですが、
意識すればできるようになります。

さらに言うと、
部下の話を聴いて、
アドバイスをするとしたら、
「構造」を変えることです。

「メンタルモデル」は、
思い込みや価値観なので、
変えることが難しいです。

「構造」を変えることで、
結果として、
「メンタルモデル」が変わります。

だから、上司としては、
仕組みやルールややり方を変えることで、
部下の問題を解決できるようになる
必要があるのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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