「面談」なんて普通にやれば不満が出ます

昨日のブログで、
手間でも部下面談をして下さい!
という書きました。

 

そうしたら、
面談をしても、
不満ばかり出てくるのでやりたくない!
というお話をいただきました。

 

今日はそのことを書いてみたいと
思います。

 

それは、普通に面談をしたら
不満が出てきます。

 

いつも、面談をする時に
どんな質問をするでしょうか?

 

もし、
「何か、問題ある?」と質問している
とすると、問題が返ってきます。

 

なぜか?というと、
「何か、問題ある?」と聞かれた部下は
問題がないか?探すからです。

 

問題を探して答えるので、
それほど考えず、
思い付いたことを答えます。

 

部下にしてみれば
急に言われるので仕方がないです。

 

しかも、黙っていると、
「何でもいいから言ってみて!」
みたいに急かされます。

 

で、とりあえず答えます。

 

すると、
その答えを聞いた上司は、
「そんなの、本当に問題なの?」
と思います。

 

上司がそういう感想を持つと
顔に出るので、
その表情を読み取った部下は
「しまった!」と思います。

 

それで、結局、気まずいまま
面談が終わって、
面談なんか二度としなくない!
と思います。

 

こんな面談なら
私もしたくありません。

 

面談はすればよい
というものではありません。

 

やり方があります。

 

面談には「テーマ」が必要です。

 

その「テーマ」は何か?というと
目標についてです。

 

目標というと
ノルマみたいなイメージがあって、
やらされる印象が強いのですが、
チームで成果を上げようとしたら
必ず、目標は必要となります。

 

なぜなら、人と人は違うからです。

 

何もしなければ、
それぞれ、
自分が「正しい」と思うことをします。

 

この「正しい」と思うことが
厄介です。

 

なぜなら、
上司が「正しい」と思うことを
しようとすると、
部下は、自分が間違っていて、
否定された気持ちになるからです。

 

自分が「正しい」と思っていたのに
否定されたら、
それは気分が悪くなります。

 

なぜ、そんなことが起こるのか?
というと・・・

 

目標が共有されていないからです。

 

目標を共有するから、
チームとして機能するのです。

 

ちょうど今、オリンピックですから、
メダルに例えると、
金メダルを取るのか?
銀メダルを取るのか?
銅メダルを取るのか?
では、日々の行動は変わってきます。

 

同じチームの中に、
金メダルを取ろうと思っている人と、
参加することに意義がある!
なんて思っている人がいたら、
うまく行かないのです。

 

だから、共通の目標が大事なんです。

 

しかし、実は、
目標を決めたくないと思っている人は
少なくなりません。

 

なぜなら・・・

 

できなかったら、
批判されるから・・・

 

言ったからには、
やらなければならないから・・・

 

しんどくなるのは
分かっているから・・・

 

目標って、
必要なのはわかるのですが、
縛られるので、決めたくない・・・

 

でも、
目標を決めないと、
それぞれがバラバラに動いて
チームとしてまとまらない。

 

では、
どうしたらよいのでしょうか?

 

それは・・・

 

仮置きでよいので、
目標を立てればよいのです。

 

それは、マネジメントの道具として、
目標を使うということです。

 

結局、その目標でよいのか?は
やってみないと分からないことが
多いです。

 

だから、
いったん、目標を決めて、
面談でその目標について話をしながら
本当に達成したい目標を設定する・・・

 

そんなことをしていると
目標の意味が分かってきて、
みんなが目標を目指して動き出します。

 

最初から全員が目標を目指す!
なんてことはありません。

 

最初は、ごく少数の人が
目標を目指して、動いていて、
行けそうな雰囲気になったら、
一気に動きます。

 

結局、そんなものです。

 

今回のオリンピック開催も
同じようなものです。

 

ただ、オリンピックに関しては、
目標を明確に設定していなし
面談(対話)もありませんでした。

 

だから、せっかく
目標を達成しても、
もやもや感が収まらない・・・

 

結局、オリンピックをやって
よかったのか?は、
終わった時の感染状況や、
経済情勢によるのかもしれません

 

そう考えると、
何がよくて、何が悪いか?なんて、
分からないんですよね!

 

だからこそ、
リーダーは信念をもって
目標を共有して、
面談で軌道修正をしながら、
前に進めていくしかないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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