最近、社長さんや上司の方と
お話していて思うことは、
人の育て方を知らないということです。
前回のブログで、
自分が意地悪なんじゃないか?と
悩んでいるリーダーのお話をしましたが、
それは、意地悪なんじゃなくて、
人の育て方を知らないから、
結果として、
意地悪になってしまっている
のだと思います。
人の育て方を知らないと、
せっかく、採用できても、
上手く育てられなくて、
辞めてしまう(辞めさせてしまう)
ということが起こります。
ただ、私もそうなんですが、
見よう見まねで仕事を覚えてきて
まともに育ててもらっていません。
人の育て方を知らなくても
仕方ありません。
そんな私が組織作りを学ぶことで、
人を育てる時に
必要だと分かったことがあります。
それは目標を立てるということです。
(分かっている人には当たり前の話です)
目標を立てて達成できれば、
それだけできるようになった
ということであり、
人が育ったということです。
だから、人を育てるには、
まずは、どんな目標を立てるのか?
を考える必要があります。
その時に大事なことは、
こうなって欲しい!という
育成のビジョンが明確になっているか?
ということです。
もし、育成のビジョンが明確でないと、
目標に一貫性が生まれません。
そうなると、
その場限りの目標となって、
部下は混乱します。
また、周りの人に
育成のビジョンが伝わっていないと
周りの人もどう関わって良いのか?
分かりません。
そうなると、
周りの人は、ズレたことを言うか、
分からないから関わらないか、
のどちらかです。
いずれにしても
部下はますます混乱します。
だから、まずは、
育成のビジョンを明確にする
必要があります。
ビジョンと言うと
難しく感じるかもしれませんが、
ビジョンはイメージです。
あなたには
将来こんな風になってもらいたい!
ということを
伝えられれば十分です。
その時に、
上司が一方的に決めるのではなく、
お互いが話し合って決めることが必要です。
人はやりたいことしかやりません。
育成のビジョンが決まったら、
目標を立てます。
そのビジョンが達成しているとしたら
何ができるようになっているのか?
考えます。
それはどんなことでしょうか?
それはいくつあるでしょうか?
また、
部下のレベルからすると、
何からできるようになればよい
でしょうか?
人を育てるには、
どんなステップでできるようになるのか?
を上司が説明できないといけません。
つまり、
ビジョンが達成するまでの
道のりを描いて、目標を立てて、
それをチェックポイントのように
クリアできるようにする必要があります。
だから、伝え方としては、
こんな感じになります。
将来、こんな風になってもらいたい
と思っていて、
それには、こんなことができるように
なっている必要があって、
それには、これくらいかかるので、
まず、最初のステップして、
これをできるようになって欲しいので、
今年はこれができるようになりましょう!
という感じです。
さらに、
今年、これができるように
なっているとしたら、
半年で何ができるようになって、
3ヶ月後には何ができるようになっているか?
そのために、今月は何をするのか?
を本人に決めてもらえばよいのです。
そして、毎月、
やったことを振り返ってもらって、
できたことは自信にしてもらって、
できなかったことについて、
来月、何をするのか?
決めてもらえればよいのです。
こんな風に毎月面談をして、
チェックポイントをクリアできるように
サポートすれば、人は育ちます。
もちろん、それでも、
なかなかできるようにならない
という現実はあります。
ただ、部下が自分で決めた目標なら
できるようになるまでやります。
そういう意味では、
大事なことは、
本人がそのビジョンを達成したい
と思っているか?が大事で、
そこが上手くいっていないなら、
それは、育成方法の問題ではなく、
目標設定、ひいては、
ビジョンの設定の問題です。
今回は育成についての話なので、
ビジョンの話はしませんが、
原理原則にしたがってやらないから
上手くいかないのだと思います。
人を育てるのに
魔法のような方法はなくて
いつもブログに書いていますが、
知らない→知っている→やってみる
→できる→している
のステップを上がっていけるよう
サポートするしかないのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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