分からないなら話そうよ!

先日、お客様の会社の会議に
参加しました。

3ヶ月に1回ぐらいのペースで
会議に参加しているのですが、
今回の会議から
チーム編成が変わっていました。

今まで、対立するほどではないにしろ、
協力していなかったチーム同士が、
合同チームを作っていました。

以前から、お互いのチームから
不満の声を聞いていて、
そんなんなら直接話せばいいのに!
と言っていたのですが、
お互いに話そうとしていませんでした。

それが、今回から、
合同チームになって話をしていました。

会議が終わった後、
それぞれのメンバーに話を聞いたら、
お互いに解決したいと思っていた
ところが同じで、
いくつも解決案が出たので、
次回までに実行してみます!
とのことでした。

そして、何よりも、
話ができて良かったです!
と言っていました。

だから、前から話せばいいじゃない
って言っていたでしょ!
と言ったら笑っていました。

そうなんです。

何考えているか?分からないなら
話せばいいんです。

話していないのに
相手があーだ!こーだ!というのは
それはあなたの妄想です。

話せばいいんです。

ただ、そうは言われても、
話さないことが多いと思います。

では、このチームは、
どうして、合同チームを作って
話そうとしたのでしょうか?

それは・・・

全社の目標を掲げたからです。

この会社さんでは、
2年前からOKRという目標管理の
手法を取り入れました。

OKRについてはコチラをご覧ください。

「なぜ、OKRを導入する会社が増えているのか?」

OKRを簡単に説明すると、
全社の目標を達成するためには、
各部署が何ができていればよいのか?
を各部署で考えてもらうようにする
ということです。

昨年は、1年目で、初めてですから、
とにかく自分の部署の問題として
目標設定をして、
目標達成のために活動をしていました。

昨年1年間、OKRを経験して、
今年2年目にOKRを設定する時に、
全社の目標を達成するためには
自分の部署だけで目標を設定しても
達成できないことに気付いたのだと思います。

会社は組織を分けていますが、
仕事としてはつながっています。

いつもブログに書いている
ルービックキューブと同じです。

青い面を動かせば、他の面も動きます。

だから、全社の目標を達成するなら
目標設定の時点から
他部署と連携して目標を考えないと
全社目標を達成できるような目標は
設定できない!
ということに気付いたのだと思います。

そういうことに気付いたら、
部署を超えて話そう!
と思ったのです。

これもいつもブログに書いている
SSR理論です。

組織の成果は、
Strength(人材力)、
Structure(組織力)、
Relation(関係力)
の3つを掛け合わせることで
生まれます。

話したらいいじゃない?というのは
「関係力」です。

しかし、「関係力」だけが
上がることはありません。

SSR理論ですから、
この3つが掛け合わされることが
必要です。

そもそも、話したいことがある
という時点で、「人材力」はあります。

こうしたらいいのに・・・と思えるぐらい
やる気も知識もあります。

しかし、それが「関係力」につながらないのは、
「組織力」がないからです。

「組織力」というのは、
目的や目標や役割やルールなど
組織に必要なものです。

今回で言えば、
全社目標が明確になることで、
その目標を達成するために話そう!
と思ったのです。

「人材力」と「組織力」と「関係力」が
つながりました。

私は、OKRを導入することで
こうなることを狙っていたのですが、
指示できるものでもありません。

それだけに、こうやって、
自分達で考えて、合同チームを作って、
話し合ってくれたことが嬉しかったです。

当たり前の話ですが、
上手く行く時って、上手く行くんです。

そうならないのは、
SSR理論のどこかが足りないのです。

その足りないところを補うことで
組織を機能させることが、
私の仕事だと思っています。

今日も最後まで読んでいだき、
ありがとうございます。

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