先日、ネットを見ていたら、
野村証券の社員が
お客様の自宅に侵入し
強盗殺人未遂を起こした疑いについて
社長、役員が謝罪し、
再発防止策について記者会見を行った
記事を読みました。
野村証券、役員10人が報酬返上
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB033NK0T01C24A2000000/?n_cid=NMAIL006_20241203_Y
会社には監督責任があるので、
不祥事を起こしたら、
会社の責任なんでしょうけど、
それにしても、強盗殺人未遂ですから、
本人の問題のような気がします。
どうやって再発を防止するのか?
興味はあったので記事を読んでみました。
対応策は大きく分けて5つあって
①営業担当者が顧客宅を訪問する際、
管理者同席するか訪問前後に電話面談
②業務予定を厳格管理。
会社貸与の携帯電話やドラレコで
不審行動を検知
③年に1回、連続での休暇義務。
その間他の社員が担当して潜在不正を把握
④個人向け営業を担当する全社員に対して
部室部長が個別に面談
⑤業務改革推進委員会を新設。
対応策の実効性検証や新たな施策策定を担う
不正や不祥事がある度に
やることが増えて現場は大変だと思います。
記事の中には、それ以外に
人事評価の面で、
上司のほかに部下や同僚からも
評価を受ける「360度フィードバック」を
取り入れるとありました。
「360度フィードバック」を取り入れるのは
良い打ち手だと思いました。
最近、お客様から、
360度評価を導入したい!という話を
聞くことが増えてきました。
どうして360度評価を取り入れたいのか?
と聞くと、ほとんどの場合は、
正しい評価をするためだという
答えが返ってくることが多いです。
なるほど・・・
確かに、上司からだけでなく、
部下や同僚からも評価されると
視点が増えることで、
評価に客観性や正当性を
持たせられると思うかもしれません。
しかし、そもそも、
人が人を評価することは難しいのに
部下や同僚にできるのか?
という問題があります。
また、お互いを評価し合うので、
気を遣ってお互いに良い評価をし合う
可能性もあります。
さらに、評価されることを気にして
上司が言うべきことを言えなくなる
可能性があります。
そう考えると、
360度評価って正しい評価ができるの?
と思います。
だから、私は、
360度評価をやらない方がよい
と思っています。
では、なぜ、野村證券で
「360度フィードバック」を
取り入れるのが良い打ち手なのか?
というと・・・
それは「フィードバック」だからです。
「フィードバック」をするためには、
普段から相手を見ていないといけません。
お互いを見ることで、
見られているいう意識を持つことになり、
不正はやりづらくなると思います。
また、「フィードバック」というのは、
良い悪いの評価ではなく、
周りからあなたはこう見られていますよ!
という客観的なデータを
本人に返すということです。
評価でないので、
思ったり感じたことを答えればよいのです。
だから、
その結果が正しいのかどうか?は
分かりません。
答えた人の主観でしかありません。
ただ、そう見られているという結果は
受け止める必要があると思っています。
そう思っている人と
一緒に仕事をするわけですから
誤解があるなら、
解かなければいけないし、
そう思われているなら、
接し方を変える必要があります。
そういう意味では、
管理職に対して人材育成の目的で
360度フィードバックを導入すれば、
大きな成果が生まれると思っています。
実は、私も、チームビルディングの師匠の
石見さんと一緒に360度診断のソフトを
開発しました。
ソコアゲ360度診断
https://sokoage.net/survey/#survey_3
私自身は導入していないのですが、
チームビルディングの仲間の
お客様の会社に導入して
管理職の育成に効果が出ているようです。
興味のある方は、ご説明しますので、
上記のHPから問い合わせをしてみて下さい。
今回は360度診断なら良いのですが、
360度評価はやめておいた方がいい
というお話でした。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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