前回のブログで
対話ができない組織は
生き残れないということを書きました。
対話というのは、
人と人が違うという前提の上で、
共通のテーマについて、
お互いに
相手の立場や考えていることを理解して
相手と一緒に考えて行動することです。
そういう意味で、
自分で一人では考えていなかったことが
考えられるようになるので、
創造的なコミュニケーションです。
違う立場や違う考えの人と
創造的にコミュニケーションを取るために
何が必要か?というと、
相手の背景を理解することです。
表面的なやり取り(会話)では
見えなかった相手の意図や背景がわかると
急に納得できたり、腹落ちすることがある
と思います。
「あっ!そういう意味で言っていたんですね!」
みたいなことは、
経験したことはあるのではないか?
と思います。
そういう気づきや発見があると、
話し合いが一気に進むということがある
と思います。
対話というのは、そういうものです。
だから、相手の背景を知ることが
対話をするには必要になります。
では、相手の背景は、
どうしたら理解できるでしょうか?
それは、つながりを理解することです。
目に見えるのは、行動しかありません。
しかし、行動には、目的があり、
目的には背景があります。
それぞれ、つながっています。
そのつながりを理解するのが、
このブログで何度かお話をしている
シングル・ダブル・トリプルループ
の3つの思考です。
①シングル・ループ
物事に適切に取り組んでいるか?
②ダブル・ループ
適切な物事に取り組んでいるか?
③トリプル・ループ
何が適切で、何が適切でないか?
についてどのように判断しているのか?
これだけ説明しても
よくわからないと思うので、
事例でお話したいと思います。
例えば、お客様が来るので、
社員さんにお弁当の手配を指示したとします。
予算を聞いて、
人数を聞いて、
何時に届けばよいのか?
を考えるのが
シングルループです。
指示された内容を
忠実に実行しようとしています。
これに対して、
お弁当を食べるお客様は
どんなお客様で、
何の目的で来社するのか?
を聞いて
目的にふさわしい弁当を
考えるのが
ダブルループです。
指示された内容が
より良いものになるように
考えています。
それにとどまらずに、
そもそも、お弁当でよいのか?
を考えるのが、
トリプルループです。
お弁当を食べる背景を考えて
大事な話があるなら、
会社でお弁当ではなく、
どこかに食べに行った方が
よいのではないか?
と考えて、提案したりします。
このように、
行動(言われたこと)だけにとどまらず、
その目的や背景を知ろうとすると、
相手が考えていることが理解できます。
このように相手を理解をしながら、
相手と話し合うと、
対話ができるようになるというのは
イメージできると思います。
つまり、
お互いがトリプルループで考えながら、
話し合うことができれば
対話ができるという訳です。
冒頭で、
対話ができない組織は生き残れない
と書きましたが、
対話ができる組織を目指すというは、
社長も社員も、どちらも、
トリルループで考えられるようになる
ということです。
これがいかに難しいことか?
というは理解いただけると思います。
だから、まずは、
社長はもちろんのこと、
幹部社員の皆さんがトリプル―プで
考えられるようになることを
目指すということだと思います。
今日も最後まで読んでいだき、
ありがとうございます。
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