お客様の会社の幹部の方と
面談している時に
こんな相談を受けました。
部下が相談してくれないので、
どうして相談しないのか?聞いてみたら、
何を相談したらよいか?分からない
と言われたというのです。
なるほど・・・
何を相談したら良いか?分からなければ
相談のしようがありません。
相談がないという相談があった時に、
最初に考えるのは、
上司と部下の関係性ですが、
何を相談したら良いか?分からない
と正直に言えるぐらいだから、
関係性は悪くないと思いました。
そう考えると、やはり、
何を相談したらよいのか?が
分からないというのが問題のようです。
何を相談したらよいのか?分からない
というのはどういうことなんでしょうか?
こういう時は、
どうなっていたら良いのか?を考えます。
つまり、何を相談したらよいか?
分かっているというのは、
どういう状態だろう?
ということです。
それでいうと、
問題を把握しているということです。
問題だと思うから相談するのです。
問題だと思っていなければ、
相談しようと思いません。
ということは、
問題を問題だと思っていないのが、
問題だということになります。
なんだか、言葉遊びのように
なってしまいましたが、
そもそも、問題とは何でしょうか?
問題とは、
理想と現状の間にあるギャップです。
問題が分からないというのは、
理想の状態が分かっていないか?
現状が把握できていないか?
のどちらかか、両方です。
理想の状態が分かっていないならば、
理想の状態を伝える必要があります。
つまり、これはOK!これはNG!という
基準を示すということです。
それは業種によっても違うと思いますが、
製造業で言えば、精度だったり、品質だったり、
サービス業で言えば、接客態度だったり、
顧客満足度だったりすると思います。
数値化できるものとできないものが
あるとは思いますが、
理想の状態を共有しない限り、
問題は共有できません。
ただ、理想のほうは、
見せればよいので、割とやりやすいのですが、
難しいのは、現状のほうです。
現状が把握できないというのは、
現状が見えていないということです。
見えていなければ、ないとの同じなので、
ないものを見ろ!という話になります。
ゴミが落ちているのに気づけば、
ゴミを拾いますが、
気づかなければ、拾いません。
現状を把握するというのは、
見えている人には簡単なんですが、
見えていない人には難しいのです。
では、どうしたらよいのか?
見るべきポイントを教える
と言うことだと思います。
それは、いつもと違うものです。
機械のスピードだったり、挙動だったり、
お客さまの表情だったり、声のトーンだったり、
あれ?いつもと違うぞ!ということです。
それに気づくポイントがあるはずです。
それを意識して見ることです。
それは、
経験の中から学習していことですが、
それを部下任せにしていたら、
時間がかかるので、
上司が1ON1面談を通して、
学習の場を提供することが必要です。
そこまでしないといけないのか?
と思われるかもしれませんが、
現状できていないのであれば、
そこまでするしかないと思います。
今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。
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