先日、ある経営幹部の方との面談中に、
こんな相談をいただきました。
部下との面談の時間がなかなか取れないので、
会社にランチ代を出してもらい、
食事をしながら面談をしたいと考えているのですが、
人によっては「取り調べ」みたいになりそうで、
少し躊躇しているんです。
なるほど・・・
会社としては、
せっかくランチ代を出しているのに
「取り調べのようだ」と言われてしまっては、
残念な気持ちになります。
では、そもそも
ランチ面談が「取り調べ」のように
感じられてしまうのはなぜなのでしょうか?
面談というのは、本来、
本人が話したいことを自由に話せる場です。
部下が自分の話したいことを話している限り、
「取り調べ」に感じられることはありません。
しかし、会社がランチ代を出すからからに
上司が聞きたいことがあるはずです。
そこで上司が聞きたいことを質問していたら
「取り調べ」になるという訳です。
「取り調べ」というと
ちょっと極端かもしれませんが、
ランチ代を出してもらって質問をされたら、
答えないわけにはいきません。
人によっては「取り調べ」だと思うかも
しれません。
ここでのポイントは、
「人によっては」ということです。
では、どういう人なら、
「取り調べ」にならないのでしょうか?。
それは、上司が聞きたいことと、
部下が話したいことが一致している場合です。
このような状況であれば、
たとえ上司が色々と質問をしても、
部下は「自分が話したいことを話している」
と感じるため、「取り調べ」とは思わないのです。
では、部下が「話したいこと」と
上司が「聞きたいこと」が一致している状態とは、
どういうものでしょうか?
それは、会社が求めていることと、
自分のやりたいことが重なっている状態です。
とはいえ、
現実には、会社が求めていると
自分のやりたいことが一致することは
多くありません。
だからこそ、上司の側が、
その二つがどう重なるのかを丁寧に伝え、
重なりを作っていく必要があります。
たとえば、「営業の仕事がしたい」と
思っている部下がいるとします。
その部下に経理の仕事をするように
指示した場合、本人のやりたいことは
実現できていないように見えます。
しかし、経理を仕事をすることで、
どのようなお客様がいて、
どのような頻度でどのくらいの量が
注文されるのか?を知ることができます。
また、取引条件とか、
未払いのリスクやその対応についても
学ぶことができます。
つまり、将来、営業の仕事をするために、
経理の仕事を経験しておくことは役に立つです。
結局、全ての仕事がつながっているので、
やりたい仕事でなくても、
どこかで自分の役に立つのです。
そういうことが分かっていれば、
会社が求めていることと
自分がやりたいことが重なります。
このような重なりを作ったうえで
ランチ面談を行えば、
無理に話題を引き出そうとしなくても、
自然と仕事の話をするようになります。。
ランチ面談をすることが良い悪いではなくて、
その前提をどれだけ整えるのか?が大事なのです。
今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。
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