なぜ、教えることが学びになるのか?

先日、友人からこんな相談を受けました。

お互いに学び合える組織にしたいのですが
どうしたらいいですか?

そうですよね!

学び合える組織にしたら、
強い組織になると思います。

そう考えた時に
そもそもどうして教えないのだろう?
と思いました。

いろいろな理由はあると思いますが、
教えるには時間がかかるし、
手間もかかります。

教わる方がメリットがあるけど、
教える方にはメリットがない・・・

だから、教えないのではないか?
という話になりました。

そうだとすると
教える方にメリットがあれば、
教えるようになるのではないか?
と考えました。

では、教える方のメリットは
何でしょうか?

よく、教えているほうが学びになる
と言われます。

教えることは教わることとも言います。

たしかに、私自身、
やったことのないテーマの研修を依頼されて、
必死に準備をして研修をすることで、
知識や経験が増えたという経験を
したことがあります。

これって、どういうことなんでしょうか?

このブログでも何回か紹介している
「成人発達理論による能力の成長」
という本に、以下のように書かれています。

能力が高まらない理由は、
知識の圧倒的な欠落と
言語化の鍛錬不足が原因である
ことが考えられます。

なるほど・・・

人に教えるためには、
言葉で伝えなければなりません。

言葉にするということは、
いったん、頭で理解して、
自分なりの言葉にする必要があります。

このプロセスが自分の能力を高める
ことになるのだと思います。

言語化するというのは
曖昧さを許しません。

曖昧なままでは人には伝わらないので、
とことん考えます。

まさに、このブログがそれで、
私がコンサルティングしている時に
思ったことを
頑張って言語化しています。

すると、自分の頭にあったことが
こういうことなんだ!と明確になります。

明確になると、
ことがらとして認識できるようになるため
再現性が高まります。

同じようなことが起こった時に、
出来事を認識して、
同じ対応をすることができます。

つまり、対応能力が高まります。

言語化をすればするほど、
自分の能力は高まっていくという訳です。

で、冒頭の話に戻ります。

教わる方がメリットがあるけど、
教える方にはメリットがない・・・
と書きましたが、

実際は、教える方にも、
言語化により、
再現性が上がるというメリットがある
ことが分かりました。

教えてもらう方は、
やり方が分かるようになるので、
できるようになる。

教える方は、
言語化を通して再現性が上がる。

お互いに学び合うことで、
お互いの能力が開発されて、
組織はさらに強くなる。

そういう組織を作りたい!
というのは当然のことだと思いました。

これこそが、私がいつもブログに書いている
「学習する組織」というものです。

それについては、
すでに研究がされていて
たくさんの書籍になって、
どうしたらそうなるのか?ということも
分かっています。

教科書通りにやればいいのですが、
それを教えるのが難しいのです。

つまり、教えるには、
私の知識の圧倒的な欠落と
言語化の鍛錬不足というわけです。

私はこれにチャレンジしているわけで
こうして毎日ブログを書いているのも
私自身が学んでいるのです。

どこまでやれば、
ゴールにたどり着けるのか?分かりませんが、
簡単にゴールできないからこそ
面白いのだと思っています。

今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。

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