なぜ、コーチをつけた方が良いのか?

前回のブログで、
大人の学習能力を高めるには
他者からのサポート、
つまりコーチングが必要だということを
書きました。

今回のブログでは、
なぜ、コーチングを付けた方がよいのか?
について書いてみたいと思います。

成人発達理論による
能力の成長 加藤洋平著 

この本には次のようなことが書かれています。

カート・フィッシャーという学者によって
提唱されている
ダイナミックスキル理論によると
能力は2つのレベルに分けられます。

「機能レベル」と「最適レベル」です。

「機能レベル」は、
他者や環境からの支援なしに
発揮することができる能力レベルです。

これに対して、「最適レベル」は、
他者や環境からのサポートによって
発揮することができる能力レベルです。

「機能レベル」をベースにしながら、
他者や環境からのサポートによって
「最適レベル」まで能力が上乗せされます。

この上乗せされる部分を
「発達範囲」と言います。

自分が若いころを思い出してみると、
上司と一緒に仕事をしている時は
ちゃんとできるのに
一人でやるとちゃんとできない
という経験をしたことがあると思います。

これが、まさに、
「最適レベル」から「機能レベル」に
なったということです。

上司によって上乗せされていたものが
「発達範囲」ということです。

実は、この「発達範囲」は、
年齢を重ねるごとに拡大することが
分かっています。

年齢を重ねるほど、
他者や環境からのサポートによって
より高度な能力を発揮することができるのです。

そもそも年齢を重ね、経験を積むことで、
「機能レベル」の能力は高まっていきます。

そこに、他者や環境からのサポートがあると
よりレバレッジが効いて、
「最適レベル」まで能力を発揮できるようになります。

ここで注意が必要なのは、
年齢を重ねて能力が高まったからといって、
他者の支援が不要になるわけではない
ということです。

むしろ逆なのです。

会社勤めをしていた50代、60代の方が
独立した時に、
会社にいた時は、周囲の支援を受けて
「最適レベル」で能力を発揮できていても、
独立したことによって、
その支援がなくなり、
「機能レベル」でしか能力を発揮できなくなった。

そんな話を耳にすることが多いと思います。

つまり、大人になったら、
他者からの支援が必要としなくなるのではなく、
むしろ、より高い能力を発揮するためには、
他者からの支援が常に不可欠なのです。

大人になると何でも一人できる!
と思いがちです。

しかし、人間はどこまで行っても、
社会的な動物なのです。

だからこそ、
新しいことや今までできなかったことに
チャレンジする時は、
一人でやろうとしないで、
他者の支援を受けることが大事なのです。

それが、コーチングです。

部下が新しいチャレンジをする時、
上司がコーチとして支援することで、
部下は「最適レベル」まで能力を発揮できます。

これこそが、
1ON1面談が人も組織も成長させるには
不可欠だと考えている理由です。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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