前回のブログで吉本興業の騒動について
「心のよりどころが大事だ!」
という話を書きました。
「心のよりどころというだけで意味がある」
チャレンジをする人間にとっては
「契約書」なんかよりも
心のよりどころが大事だ!と・・・
私は、こんな発言をした
吉本興業の元マネージャーの
大谷由里子さんに共感しました。
しかし、
ネットの掲示板を見ると
大谷さんに対して
批判的なコメントが多いです。
「昔ばなしで時代遅れだ!」
「パワハラ体質丸出し!」
「『牧場』なんて言う感覚が怖い!」
こんなコメントを読んでいると
私の感覚も世の中からズレているのかな?
なんて思えてきます。
「チャンスをもらっているのだから、
お金をもらえなくても仕方がない」
「売れていないんだから、
私に会社を批判する資格はない」
そんな考え方が、
今の若者には受けられられない
のだと思います。
その一方で、
前回の私のブログに対して
共感のコメントをいただきました。
ここに、
若者たちと我々の感覚のズレがあります。
この感覚のズレは
どこから来るのでしょうか?
先日の日本経営合理化協会の
全国経営セミナーで
DMM.com 会長の亀山さんが
こんなことを言ってました。
最近の若者にとって
会社は「家族」じゃなくて
「友達」なんです。
なるほど・・・
「家族」ならば、縁は切れないし
なんだかんだ言っても面倒をみます。
吉本興業もそうだと思います。
会社が面倒を見なくても
先輩が後輩の面倒をみる。
吉本ファミリーの中にいれば
救い手の差し伸べてくれる。
牧場にいる限り、
飢えることはないのです。
ちゃんと面倒をみてますから・・・
だから、契約なんかいりません。
そもそも、
親子で契約なんて結びません。
しかし、
「友達」ならどうでしょうか?
気に入らなければ
縁を切ればいいし、
お互い対等だから
面倒をみる必要もありません。
だから、
仲間どうして会社を立ち上げて
軌道に乗ったら売却して、
また、お互い、バラバラになったり、
くっついたりする。
会社が一生をかけて
社員を幸せにするなんていう
感覚がないのです。
だから、その時、その時で、
働いた分をもらわないと、
将来、もらえるかどうか分からない。
曖昧にするのではなく、
お互いの取り決めを明確するのが
当たり前なのだと思います。
宮迫さんや亮さんは
分かりませんが、
今回の吉本の騒動に不快感を
感じている若い人たちの感覚というのは、
こんな感覚なのではないか?
と思うのです。
会社は「ファミリー」ではない・・・
親のように恩着せがましく
「誰のおかげで大きくなったんだ!」
なんて言われたくないんだよ!
そんな声が聞こえてきそうです。
でも、親元を離れて
一人で生きているのでしょうか?
そのほうが過酷な世界だと思いますが・・・
しかし、
いつの時代も常に若者は優秀です。
自分の価値観で決めつけずに
自分に見えないものを見ようとする努力を
怠らないようにしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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