昨日、ソフトバンクの強みに
ついて書きました。
工藤監督が
選手を第一に考えていて、
結果としてチームが優勝すればいい
と考えているから、
長期的な育成ができるので
選手層が厚くなる
ということを書きました。
これに対して・・・
巨人について
対照的な記事があったので、
今回はそのことを書こうと思います。
巨人大物OBが指摘する
巨人が4連敗した3つの理由
「調整力」「捕手力」「育成力」…
「原監督は謙虚に反省せよ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e0dda4f628f78b81f6cd3707aa9326fbc58dfb6f
巨人の大物OBである
広岡氏が敗因を分析をされています。
いろいろ分析した後に、
こんなことをおっしゃっています。
もし私が監督ならこんな負け方はしない!
巨人で人が育たたないのは、
これが理由だと思います。
どういうことか?というと・・・
これは、俺はお前より優れている!
ということを言っているだけだ!
ということです。
相手を自分の正しさを
証明する手段としてしか
見ていないのです。
人を人として見ていません。
人を人として見ない限り
人は育ちません。
企業に例えて言えば・・・
社長が失敗した時に
会長が出てきて、
「私ならこんな失敗はしない!」
と言うようなものです。
社長として、これを言われたら
どう思いますか?
「じゃ、任せるなよ!(お前がやれよ!)」
と言いたくなります。
実は、私が祖父の会社にいた時が
始終、こんな感じでした。
私がいろいろ試行錯誤して
上手く行かなかったことを
ことごとく批判されました。
上手く行ったことを
認めるてくれることは
ありませんでしたが・・・
私にはこれが耐えられませんでした。
結果・・・
「じゃ、会長がやって下さい!」
と言って、私は会社を去りました。
(身勝手だったと反省はしていますが・・・)
自分で試行錯誤しないと
できるようにならないのです。
つまり、
失敗もさせてもらえなければ
できるようにならないと思うのです。
「もし私が監督ならこんな負け方はしない!」
という言葉からは、
人を育てようという想いが
伝わってきません
もっとも、
原監督は新米監督ではありません。
実は、これは、
もう一つ深刻な話なのですが、
ベテラン監督に対して、
ダメ出しをしているのは、
問題だと思います。
ダメ出しを
新米監督にするなら分かります。
新米なら奮起することもあると思います。
ベテラン監督にダメ出しをしたら、
今までのことを全て否定することに
なってしまいます。
しかも、原監督は、
巨人歴代監督最多勝利1067勝を
達成している監督です。
そんな実績のある監督を、
「原は選手の使い方がわかっていない!」
「(打順が)めちゃくくちゃだった!」
なんて言ってしまったら、
巨人そのものを否定することになります。
これで、大物OBご自身は
スッキリしたかもしれませんが、
その後には何も残りません。
(それが目的なのかもしれませんが・・・)
もっとも、
広岡さんの話は結果論ではなく、
日本シリーズが始まる前から
巨人はソフトバンクに歯が立たない
と言っていたのですが・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4fc37d61b777f42f2b9e0f29e946be1bfe2a88c
いずれにしても、
工藤監督が
選手を第一に考えていて、
結果としてチームが優勝すればいい
と言っているのとは、
まったく違います。
巨人では、
巨人が第一で選手も監督も二の次です。
これでは、
人は育たたないと思います。
ただ、優勝を義務付けられ、
結果だけを求められてしまうと
こうなるのだと思います。
だからこそ、
若手の育成をするよりも
FAやトレードで
出来上がっている選手を集めるのです。
だとしたら、
優勝を義務付けることをやめないと
チームは変われないと思います。
工藤監督みたいに
「優勝は二の次です!」なんて
言える環境にしないと
時間をかけて人を育ていることは
できないのです。
そう考えると、
人を育てながら優勝する工藤監督が
尋常ではないということに
なるのですが・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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