ルールができたら安心なのか?

オリパラの大会組織委員会は、
参加選手の行動ルールをまとめた
「プレーブック」の第3版ができたようです。

 

アスリート・ チーム役員 公式プレイブック
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/kv3qebn4sau52nc0it6q.pdf
※これは第2版です。第3版が見つかりませんでした。

 

重大な違反をした者には
海外退去を求めるなど、
厳しい内容になっているそうです。

 

たしかに、
これを作るのは大変だったと思います。
(本当に現場は大変だと思います。)

 

組織委員会としては、
「ルールがあるから安心です!」
と言いたいのでしょうが、
そうはならないと思うのです。

 

なぜなら、
人は「ルール」によって、
動かないからです。

 

組織コンサルタントの立場で言うと
「ルール」で人が動いてくれたら
組織に問題は起こりません。

 

実際に、
どんな緻密なルールを作っても、
組織の問題は解決できません。

 

チームNO.1の遠藤さんが
言っていたのですが、

 

人は「ルール」ではなく
「ムード」で動きます。

 

例えば、交差点で、
信号が赤だったとします。

 

車も走っていないし、
何人か、横断歩道を渡っていたら
あなたなら、どうしますか?

 

渡ってしまうと思うのです。

 

「ルール」ではなく、
「ムード」で動くのです。

 

競技前の選手だったら、
「ルール」を守ると思いますが、
競技が進んでいく中で
大半の選手が競技を終えるようになると
「ルール」を守るでしょうか?

 

赤信号、みんなで渡れば、怖くない

 

だから、大事なことは
「ムード」を作ることです。

 

では、どうしたら
「ムード」を作れるのでしょうか?

 

それは・・・

 

共通のビジョンを目指す!
という状態を作ればよいのです。

 

そもそも、ルールは、
「こうしたい!」というものがあって
作るものです。

 

しかし、どうも、
「こうしたい!」というものが、
感じ取れません。

 

なぜか?というと、
開催すること自体が目的になって
しまっているからです。

 

そもそも、
何のためにオリンピックを開催するのか?

 

アスリートにとって、
オリンピックが開催される意味は
何なのか?

 

そういうものを
選手からも発信させることが
大事だと思います。

 

ルールを守れ!なんて言われたら、
その時点で他人事です。

 

ルールがいらないとは言いません。

 

しかし、
ルールだけで
問題が解決すると思ったら
大間違いです。

 

実現したい
共通のビジョンがあって
はじめて、ルールが機能するのです。

 

そう考えると、
何のためにオリンピックをやるのか?

 

精神論だとバカにする人がいますが、
本気で思っているなら、
そんなものに負けずに、
想いを語ってもらいたいと思います。

 

それが中途半端だから、
それなりの「ムード」にしかならない
のだと思います。

 

現場の皆さんの努力が報われることを
お祈りしています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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