お客様から相談を受けている時に
何が問題なのか?
分からない時があります。
言っている事が分からない
というよりは、
本人も分かっていない感じです。
意外に思われるかもしれませんが、
相談をするときに、
最初から、
問題が明確になっている人は
少ないです。
だから、相談を受けた時は、
問題を明確にすることから
始める必要があります。
ここで問題です。
問題って何でしょうか?
問題そのものではなく、
問題という言葉の定義です。
そんな風に質問すると、
問題は問題ですという答えが
返ってきそうですが・・・
問題は問題なんですが、
それでは、言葉の定義にはなりません。
一体どのように定義すれば
よいでしょうか?
それは・・・
現状と理想の状態との
ギャップです。
本当はこうなっていて欲しいのに
現状はそうなっていないから
問題なのです。
そういう意味で
問題が明確になっていないのは、
現状が曖昧か?
理想の状態が曖昧か?
そのどちらも曖昧か?です。
つまり、
現状を明確にして
理想の状態を明確にすれば、
問題が明確になります。
だから、相談を受けた時に
最初にやることは、
現状を聞くことです。
では、現状について、
どこまで聞けば良いのでしょうか?
それは・・・
相手が現状について
スラスラ話せるようになるまで
聞くことです。
スラスラ話せるということは
本人の中でイメージができている
と言うことです。
イメージできていれば、
明確になっていると言ってよい
と思います。
では、理想の状態は、
どこまで明確にしたらよいでしょうか?
それは・・・
SMARTです。
Specific 具体的
Measurable 測定可能
Achievable 達成可能
Relevant 目的に関連がある
Time-bound 期限がある
です。
ひとつひとつ、見ていきましょう!
①Specific 具体的
明確であることです。
数値にできるものは、数値にします。
例えば
たくさん ⇒ 10,000個
早く ⇒ 3日以内
などです。
②Measurable 測定可能
数値で設定していれば、
あとから検証できます。
数値に出来ないものは、
状態を明確にします。
③Achievable 達成可能
現実的で、手が届きそうか?
頑張れば達成できそう!という
イメージがわけばOKです。
④Relevant 目的に関連がある
その目標を達成したときに、
目的に近づいていることが大事です。
目的を果たすために、
意味のある目標になっているか?
⑤Time-bound 期限がある
いつまでにやるのか?
が明確になっている必要があります。
数値が大きい場合や期間が長い場合は、
期間を細かく分ける必要があります。
この5つを意識して、
理想の状態を聞き出してみると
よいと思います。
さすがにここまで
理想の状態が明確になると
問題も明確なります。
問題が明確になれば、
打ち手が明確になります。
現状は、比較的、
把握しやすいと思うので、
大事なことは、
理想な状態を明確にすることです。
ただ、SMARTで
理想の状態を明確にするって
なかなかしんどいんことなんです。
だって、目標が明確になる
ということは、
現実とのギャップを見せつけられる
ことになります。
このギャップを埋めないと
いけないんだぁ~
と言うことが明らかになります。
やるべきことが明確になります。
そう意味で、
やることが目の前にいっぱいある時は
理想の状態って描けない
(描きたくない)のです。
そういう時は
無理に理想の状態を考えずに
目の前の仕事の優先順位をつけて
仕事を片付けたほうが
問題が解決する場合もあります。
理想の状態を明確にしようしない
ということも、
その人が選んでいるのですから・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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