量より質か?質より量か?

パリ五輪に出場を決めた
バスケットボール日本代表!

 

フィンランドに勝利していなければ
これほど注目されることはなかったでしょうから
結果って大事だな!と思います。

 

この歴史的勝利に導いたのは、
間違いなく監督の
トム・ホーバスさんの指導です。

 

ネットの記事を見ていると
たびたび「厳しい練習」という言葉が
出てきます。

 

最近、「厳しい練習」を否定される
ことが多い昭和世代の私にすると、
それ見たことか!と言いたくなります。

 

ただ、本当にそうなんだろうか?
と思っていた時に
こんな記事を見つけました。

 

トム・ホーバスの「厳しい練習」は、
日本人がやりがちな「根性練習」と何が違う?
日本代表を勝たせた外国人“鬼コーチ”が
直面した日本の課題
https://number.bunshun.jp/articles/-/858619

 

ラグビー日本代表元監督の
エディー・ジョーンズさんと
トム・ホーバスさんの対談です。

 

この中で、こんなことを言っています。

 

細かいことにこだわる国民性なのに、
ことスポーツの指導になると
それが消えてしまうのは、
日本のスポーツの大きな課題ですね。

その原因は、どの競技の選手たちも
中学、高校時代から
長時間練習に慣れていることにある
と思っています。

問題となるのは、
課題なき長時間トレーニングです。

今までお話ししてきたように、
日本の指導者は長時間拘束することで、
選手たちの集中力を奪っているのです。

トレーニングでフォーカスするべき点を伝え、
ケガを避けるために適切な休養を与えながら、
練習の密度を高めていく。

チームとしての課題をクリアするためには、
それなりの時間は必要になります。

世界一になるためには、
やることがたくさんあるわけで、
結果的に長時間になっていくんですよ。

だからこそ、
選手たちはそれに耐えられる
フィジカル、メンタルが必要になります。

 

何がいいたのか?というと
長時間練習(量)が目的ではなく、
できる(質)ようになることが
目的だということです。

 

できる(質)ようになれば、
長時間練習(量)は必要ないのです。

 

しかし、
世界一(目標)を達成するには、
やることがたくさんあるので、
できる(質)ようにならないといけないし、

 

できる(質)ようになっても、
たくさん増やしていく(量)必要があるから
結局、長時間になるのです。

 

結局、量か?質か?ではなく、
量も、質も必要という
元も子もない話になるのですが、

 

目標を達成するには
単に量をやるのではなく、
質を上げることを考えながら、
たくさん(量)のことをやることが
必要だという至極まっとうな話です。

 

一般的には、
量と質は両立しないものと
考えがちです。

 

だから、
量か?質か?の議論になります。

 

その時点で、
思考が停止していて
量も、質もどうやって高めるのか?を
考えることが必要なのです。

 

量か?質か?ではなく、
量も質もなのです。

 

結局、課題なき長時間労働では、
成果は出ないし、
量も質もないホワイト労働では、
成果は出ないのです。

 

いかに質と量を両立するのか?

 

あらためて、
人事に戦略が必要な時代に
なったのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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