前回のブログで、
組織開発のコンサルティングの
スタンスについて書きました。
コンサルタントがやることは、
「場」を作ることであり、
積極的に介入しないようにしている
という話でした。
コンサルタントが活躍することなく
気付いたら組織が良くなっていた
というのが理想です。
ただ、それには時間がかかって、
変化を感じられない時があります。
そんな時、メンバーから
ちっとも組織が変わっていないじゃないか!
と言われることがあります。
なかなか辛い立場なんですが、
そこが我慢のしどころだと思っています。
組織というものは人の集まりで、
組織が変わるというのは
人が変わることです。
人が変わるという時に
人によって変わるまでの時間
がまちまちです。
すぐに変わる人もいれば、
なかなか変わらない人もいます。
また、人によっては、
変わったり、戻ったりします。
だから、組織を変える時は、
行ったり来たりを繰り返します。
変わったと思っても、
次の打ち合わせに行ったら、
元に戻っていたりすることは
普通に起きます。
そんなわけで、
メンバーの方から
「こんな話し合いなんて無駄です!」
なんて言われてしまうことがあります。
しかし、
メンバーがお互いを理解したり、
やり方や目標を共有するには、
行ったり来たりはやむを得ないのです。
そういうプロセスを経ないと
組織は変わらないのです。
つまり、
組織を変えるためには、
プロセスを大事にする必要性
があるということです。
それなのに・・・
「こんな話し合いなんて無駄です!」
なんて声が上がるのは、
組織を変えるということを
そもそも理解していないのではないか?
と思うのです。
人の認知なんて
そんなに簡単に変わりません。
一人でやるんだったら、
話し合いが無駄なのは理解できます。
話し合いなんかしないで、
一人でやったほうが早いです。
しかし、一人では限界があって、
メンバーの力を借りて、
組織全体を変えるのであれば、
話し合わないといけません。
話し合って、合意形成しないと、
新しいものを生み出したり、
新しいやり方を取り入れたり、
メンバーみんなが前に進まないのです。
組織のメンバー一人ひとりが
ちょっとづつ変わる必要があります。
だから、
ちょっとづつ変わるという
プロセスを大事にする必要があるのです。
できる人ほど
自分はすぐに変われるので、
周りに人もすぐに変われると思います。
しかし、人と人は違います。
みんながみんな
すぐに変われる訳ではありません。
すぐに変われる人も
変わるのに時間がかかる人がいる
ということを受け受け入れられるように
変わる必要があります。
すぐに変われない人がいるということを
受け入れられない時点で
変われていないのですが・・・
いずれにしても、
みんなが変われるようになるには
プロセスが大事なのです。
つまり、組織が変わるためには、
プロセスなくして結果はないのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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