コンサルタントは何もしてくれない

組織開発の
コンサルティングをしていると、
こんなことを言われます。

 

コンサルタントが入っても
何もしてくれないじゃないですか!

 

これ、正解です。

 

そもそも、私は、
組織開発のコンサルタントが
何かしてはいけない
と考えています。

 

組織開発というのは、
会社や部署、課などの組織が
そのメンバー自らの手で
その組織をよりよくしていくことです。

 

つまり、自分達の問題を
自分達で解決できるようにすることです。

 

だから、コンサルタントが
解決してはいけないのです。

 

とはいえ、
コンサルタントが何もしていない
わけではありません。

 

では、コンサルタントが
何をしているのか?というと・・・

 

話し合いの「場」を作ることです。

 

その目的は3つあります。

 

1つ目は、
その組織が目指す目標について
合意できるようするためです。

 

組織を変えるにあたって
共通の目標が必要になります。

 

全体の目標が
自分の目標につながっていることを
理解してもらう必要があります。

 

これに関しては、分かりづらいので
コンサルタントから説明をする
ようにしています。

 

しかし、
なかなか理解しづらく、
やりながらでないと伝わらないので、
話し合いの「場」を持ち続けることで
伝え続けるようにしています。

 

2つ目は、
思っていることを
言えるようにすることです。

 

そもそも、
お互いに思っていることを言わないから
お互いのことが理解できずに
組織が上手くいっていないのです。

 

そういう意味で、
コンサルタントが入っても
何もしてくれないじゃないですか!
と言ってもえる時点で、
思っていることを言えるように
なっていると思います。

 

そう言ってもらえるから、
私の考えていることも伝えることが
できます。

 

これはメンバー同士も同じです。

 

思っていることを言ってもらえるから
思っていることを言えることで、
お互いを理解できます。

 

最初から、言いたいことが
言い合えるわけではありません。

 

言いたいことが言えるようになるまで
話し合いの「場」を作っていくこと
が必要です。

 

3つ目は、
メンバーが目標を達成できると
信じることです。

 

目標達成に向けて
常に上手くいくとは限りません。

 

このままでは
目標達成は難しいのではないか?
と思える時もあります。

 

また、メンバー同士が
言い争って雰囲気が悪くなって、
組織が壊れてしまうのではないか?
と思える時もあります。

 

それでも、
メンバー一人ひとりが、
目標達成したいと思っていると信じて
話し合いの「場」を持ち続けること
が必要です。

 

このように、
何をするというのではないのですが、
組織が変わっていくのを下から支えるのが
コンサルタントの役目だと思っています。

 

私はいつも自分がいなくなることが
コンサルティングのゴールだと思っています。

 

空中ブランコの
セーフティーネットみたいなもので、
セーフティーネットがなくても
組織が変わり続けることができれば
それが一番いいと思っています。

 

そういう意味で、
組織開発のコンサルタントって
目立ちたがりの人には
向かない仕事だと思います。

 

ただ、それが私には、
ちょうどいいんだと思います。

 

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今日も最後まで読んでいただき
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