今日は日曜日なので、
漫画の話をしたいと思います。
先日、お客様の会社で
OKRの運用のサポートコンサルを
してきました。
OKRとは、
目標管理の手法の1つで
Objectives and Key Resultsの略称で
「目標」と「主要な結果」のことです。
O(目標)というのは、
「目標と目標が達成された状態」のこと
KR(主要な結果)というのは、
「目標をどのように達成しつつあるか
モニタリングする基準」のこと
会社のO(目標)を達成するために
各部署が何をしたらよいのか?(KR)を
社員の皆さんに考えてもらって
実行してもらいます。
従来の目標管理との違いは、
OKRを評価に使うのではなく、
目標を達成するために使うということです。
OKRを導入するポイントは、
会社のO(目標)を
会社も社員も共に実現したいと
思えることにすることです。
例えば・・・
ほとんどの会社が
経常利益を増やして経営を安定させたい
と考えていると思います。
一方、社員は休みを増やして
給料も増やしたいと思っていると
思います。
一見、相反しているように見えますが、
どちらも達成しようと思ったら、
経常利益を増やすしかありません。
休みを給料も増やすなんて
儲かっていないと出来ないのです。
だとしたら、
経常利益を増やして、
会社を安定させ、
休みも給料も増やすということであれば
共通の目標になります。
現実の問題として
そんな簡単な話ではないですが、
それぞれ、やりたいことを実現するためには
経常利益を増やすしかないという意味で
方向は同じ方向を向いています。
同じ方向に向けば、
社員の目の前の仕事と
会社全体の目標がつながりやすくなります。
つまり、自分の仕事が、
何のためにやっているのか?
自分がこの仕事をしないと
会社や自分にどんな不都合が起こるのか?
を理解してもらえるようになります。
これが、いったん、理解できると
会社が掲げたO(目標)は、
自分が達成したい目標につながっているので
自分事になります。
そうすると、
自分の目標を達成させるために
やっているので、
目標達成に対するやらされ感が
なくなります。
こうなってくると、
目標達成について、
面白いように言葉が通じるようになります。
みんなで会社のO(目標)を達成しよう!
という雰囲気になって、
前向きな言葉が出てくるようになります。
会議の雰囲気がガラリと変わります。
まるで「領域展開」したかのように・・・
あっ、「領域展開」ってご存じですか?
漫画『呪術廻戦』の話です。
漫画『呪術廻戦』とは、
週刊少年ジャンプに連載されていて
人間の負の感情から生まれる
呪霊(化け物)を
呪術を使って祓う呪術師の闘いのお話です。
興味がない方には、
なんのこっちゃ?という話かもしれませんが
原理原則を踏まえた
よく考えられた漫画だと思います。
「領域展開」というのは、
その術師が自らの呪力で結界を作り出し
その中に敵を閉じ込めて、
自分のルールで闘えるようにする技です。
「領域展開」の中では、
自分のルールの中で動いているので
領域内での攻撃は必ず当たります。
OKRを展開すると
まさにそんな感じなるのです。
O(目標)を達成するために
それぞれで、KR(主要な結果)を
実現しようという前提で全てが動きます。
組織のベクトルが合うようになります。
つまり、組織に一体感が生まれます。
よく、組織の相談にのっていると、
一体感がないんです!というお話を聞きます。
それは、結局、目標の共有ができていなくて
バラバラに考えているからなんです。
OKRによって、目標を共有して、
それぞれが自分のために
目標達成しようと考えるようになると、
一体感が生まれます。
OKRを導入することで、
意識的に組織に一体感を作り出すことが
できるようになれば、
お客様の会社に成果をもたらすことの
再現性が上がります。
私にとっては、呪力を高め、
領域展開OKRの精度を上げることが
自分の価値を上げることになります。
ということで、
『呪術廻戦』を読んでいない方には、
なんのこっちゃ!というお話になりましたが、
お伝えしたいことは、
組織に一体感を持たせるのは、
精神論とか意識の問題ではなく、
やり方(OKR)があるということです。
正しいやり方をすれば、
組織はちゃんと動き出すのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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