東北新幹線が走行中に
車両の連結部分が外れるという事故が起き、
全線で運転を見合わせることになりました。
連結部分が外れのは
初めてではなく、
2024年9月に続き2回目です。
2024年9月の事故を調査し、
対策を講じていたにもかかわらず、
同じようなことが起きました。
JR東日本は、
原因判明まで連結での運転を
すべてとりやめると発表しました。
これによって、
山形新幹線と秋田新幹線は
東京との直通はなくなりました。
料金も変わることから、
すでに買ったチケットは、
買い替える必要があるようです。
JR東日本は思い切ったことを
したと思います。
しかし、全てに安全が優先するので、
これはやむ意を得ない判断だと思います。
いつも、コンサルティングの現場で
思っていることは、
3回起ったらそれはパターンだと
いうことです。
これは氷山モデルの話です。
「氷山モデル」
海に浮かんている氷山は
見ている部分は一部であって
海面の下には、
見えているものよりも
大きな氷の塊が沈んでいます。
【氷山モデル】
「できごと」
何が起こったのか?
=============
「パターン」
どんなパターンなのか?
繰り返し起こっていることが何か?
=============
「構造」
どのようなしくみになっているのか?
どんなメカニズムになっているのか?
=============
「メンタルモデル」
どんな思い込みがあるのか?
何がそうさせているのか?
連結部分が外れるという
「できごと」は、
1回だけなら偶然かもしれません。
しかし、3回も起こったら、
それは「パターン」です。
「パターン」だということは
「パターン」を生み出す
「構造」があります。
「構造」がある限り、
また、同じことが起きます。
今回、JR東日本は、
2回で「パターン」だと判断し、
「構造」を探り当て、
解決することを決断しました。
私は素晴らしい判断と思います。
組織の相談を受ける時に、
こんな相談を受けることがあります。
うちの社員はいつも○○なんですよ!
なるほど・・・
「いつも」と認識しているぐらいなら、
何回も起こっているのでしょう。
もし、それが3回以上起こっているなら、
それは「パターン」です。
「パターン」があれば、
「構造」があります。
「構造」がある限り、
また、同じことが起きます。
だから、いつも○○なんです!
と言っているだけでは、
何度でも同じことが起きます。
この問題を解決するには、
「構造」に手を入れる必要があります。
「構造」というのは、
分かりにくいかもしれませんが、
仕組み、ルール、決まり、やり方、
ビジネスモデル、基準、マニュアル、
ビジョン、目的、目標など
と言ったものです。
「構造」は定着しているから
「構造」なのです。
意識して「構造」を変えない限り、
同じ結果が起こります。
だから、3回起きたら、
何を変えないと、何とかならないのです。
それでも、何度も同じことを繰り返す
組織が多いです。
入社してきた社員が、
1年も続かず退職する・・・
繁忙期になると、
製造課と出荷課が喧嘩する・・・
サウナに3日連続で入ると
風邪を引く
(あっ、これは私です・・・(笑))
いつまで、繰り返すんですか?
という話です。
3回起きたら「パターン」なので、
やり方を変える必要があるのです。
ということで、
サウナは2日までにしておきます。
いずれにして、気付いたなら、
「構造」を変えることが大事です。
何の手も打たずに、
解決することはないのです。
今日も最後まで読んでいだき、
ありがとうございます。
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