教えるのが下手と言われたら・・・

お客様の会社の管理職の方から、
若手の社員から
「うちの会社は教えるのが下手だ」
と言われたのですが、どうしたらいいですか?
という相談を受けました。

「教えてもらっている分際で何を言うか!」
と言いたくなる気持ちも分かりますが、
ちょっと考えて欲しいことがあります。

それは、
「教え方を教わったこと、ありますか?」
ということです。

そうなんです。

我々、昭和世代は、
教え方を教わったことがありません。

そもそも、
「見て覚えろ!」と言われてきた世代なので
教わったこともないかもしれません。

教わったこともないし、
教え方を教わったこともないので、
教えるのが下手なのも無理はありません。

まずは、そこを受け入れることから
始める必要があります。

下手だということを受け入れられれば、
学習しようとする気持ちが生まれます。

さて、それでは、教える上で
知っておいていただきたいのは、
「教える」には2つあるということです。

上司に正解がある前提の「教える」と
100%正解がない場合の「教える」
があるということです。

上司に正解がある前提の「教える」というのは
目の前の仕事を教えるということです。

パソコンの操作や接客の仕方、
書類の作り方などです。

いわゆる、5W1Hの1H
How(どのようにして)です。

つまり、やり方を教えるということです。

これに対して、
100%正解がない場合の「教える」というのは、
営業の仕事を教えるとか
マネジメントを教えるということです。

いわゆる、5Wです。

When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
What(何を)
Why(なぜ)

つまり、仕事の背景です。

1H:How(どのようにして)は、
5Wによって変わります。

冒頭の
若手社員から「教えるのが下手」と
言われたというのは、
How(どのようにして)しか
教えていないからです。

背景が分からないまま
How(どのようにして)だけ教えられても、
目の前の仕事しかできるようになりません。

目の前の仕事は目の前に現れないと
できません。

つまり、言われたことしかできない。

言われたことしかできない状況にしておきながら、
言われたことしかできないと言われる・・・

だから、教えるのが下手だと言われるのです。

仕事ができるように教えるなら
5W1Hをセットで教える必要があります。

全体が見えている上司からすると、
全部言わなくても分かるだろう
と思っているかもしれません。

しかし、それは、
全体が見えている上司の感覚です。

全体が見えていない部下に教えるなら、
全体が見えるように、
5W1Hで教える必要があるのです。

今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。

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