なぜ、相手の話を聴かないといけないのか?

組織の相談を受ける際に、
「人間関係が悪いのをなんとかしたい」
という相談をいただくことがあります。

人間関係を良くするとは、
どういうことでしょうか。

それは、お互いが信頼できるようになる
といことだと思います。

お互いが信頼できれば、
人間関係は良くなるはずです。

では、お互いが信頼できる状態とは、
どのような状態なのでしょうか。

信頼の話をする際に、
「信用」と「信頼」の違いを説明します。

「信用」とは、過去の実績に基づいて
相手を信じることです。

信用できる出来事や根拠があって
初めて信じられるということです。

それに対して「信頼」とは、
その人への期待に基づいて相手を信じることです。

そう考えると、
人間関係が悪い時に信用を得るのは困難です。

なぜなら、
人間関係が悪いのは信用を失っているからです。

過去において
信用を失うような出来事があったから、
信用がないのです。

この場合、
失った信用を取り戻すしかありません。

だから時間がかかります。

それに対して信頼は、
その人への期待があれば得ることができます。

極端に言うと、過去は関係ないのです。

では、どうしたら
その人に期待を持てるのでしょうか。

それは、
自分のことを理解しようとしてくれているのを
感じられた時です。

自分のことを理解しようとしてくれれば、
言いたいことも言えるし、チャレンジもできます。

なぜなら、
言いたいことを言って誤解を受けても
誤解はすぐに解けるだろうし、
失敗したとしても、
その意図が理解されれば
責められることはないだろうと思えるからです。

でも、どうしたら
相手のことを理解しようとしているのを
相手に感じてもらえるのでしょうか。

それは、相手が
「自分の話を聴いてもらえている」と感じる時です。

注意をされたり間違いを指摘されたとしても、
自分のことを理解してくれた上でなら、
素直に受け入れることができます。

それに対して、
意図や背景を聞くこともなしに
頭ごなしに注意されたり間違いを指摘されたら、
反発する気持ちしか湧いてきません。

迷惑をかけようと思ってやるはずもないし、
間違えようと思ってやるはずもないのです。

そこには何かしら、
そうなってしまった意図や背景があるのです。

意図や背景がないと決めつけて
相手と話をしてしまうと、
相手を信用していないことが
相手に伝わってしまいます。

逆に、意図や背景があると信じて
相手と話をすると、
相手を信用していることが相手に伝わります。

相手に信用していることが伝わると、
相手はこちらのことを信頼できると感じるのです。

相手に信用していることが伝わるよう、
まずは相手の話を聴く必要があるのです。

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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