コーチングは新鮮でした!

先日、お客様が研修の打ち合わせに
事務所にいらっしゃいました。

 

前回、社内の研修で、
コーチングの研修をやった会社です。

 

コーチングの研修を
受けてみた感想を聴いてみると・・・

 

「新鮮でした!」

 

新鮮?

 

 

どういうことか?聞いてみました。

 

今までは、
部下から相談の受けながら
「なんでこんなことで悩んでいるんだ?」
「なんで俺が言った通りにやらないんだ?」
「なんで何にも考えないんだ?」
と考えていたというのです。

 

しかし、
コーチングの研修を受けて、
自分が部下の話を聴いていなかった
ということに気付いた!
というお話でした。

 

私がやるコーチングの研修は、
チームビルディングの先生の石見さん
から教わったものですが、
コーチ役とクライアント役に分かれて
とにかく実践してもらいます。

 

実践と言っても、
すぐにコーチングできないので、
コーチング側は用意された
「セリフ」を読むだけです。

 

もちろん、
相づちや確認をするのは構いませんが、
ほとんど、決められた「セリフ」しか
言えません。

 

そうすると何が起こるのか?というと
部下の話を聴くしかありません。

 

普段ならば、話をさえぎって、
自分の話をするところですが、
台本通りにすすめなければならないので
部下の話を聴くしかないのです。

 

すると・・・

 

部下の話を聴くということが
どういうことなのか?
が分かってきます。

 

 

部下の話を聴かないと、
どんなことが起こるでしょうか?

 

トンチンカンなアドバイスに
なっているはずです。

 

なぜならば、
部下の話を聴いていないので、
状況が分かっていないからです。

 

そうすると、おそらく、
相談の内容に対してではなく、
普段の部下を見ていて、
感じていることを言っているのだと
思います。

 

そんなアドバイスされた部下は
どう思うのでしょうか?

 

せっかく、報連相したのに
自分の話も聴いてくれないし・・・
知りたい答えも返ってこないし・・・
説教されるし・・・

 

こんな風に思ったら、
部下は報告連絡相談をしようとは
思わなくなります。

 

聴くことは部下を承認している
ということを伝えるメッセージ
になります。

 

だから、部下の話を聴いてから
答えるということは、
答えること以上の意味をもっています。

 

 

人の話を聴いていないことに
自ら、気付くというのは、
コミュニケーションにおける
大きな一歩です。

 

ここから次の段階は、
部下の話を聞き終えてから
次に話をする内容を考える
ということです。

 

冒頭にあったように、
部下の話を聞きながら
自分が次に話す内容を考えて
いたのだと思います。

 

人は基本的に1つのことしか
できません。

 

自分が次に何を話そうか?
を考えているということは、
部下の話を聴けていません。

 

 

だから、部下の話を聴くためにも、
部下の話を聞き終わってから、
何を話すか?考えるという
習慣を身につけることが大事だと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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