経営者はなぜ孤独なのか?

昨日は、3代目の経営者の方の
相談を受けていました。

御祖父さん(創業者)が作りあげたビジネスを
必死に守り抜いています。

私はその重圧に耐えられずに
会社を辞めてしまった人間なので、

お話を聞いていて、
「力になりたい!」
と心の底から思いました。

 

お話が進むにつれて、
お困りごとがみえてきました。

それは「情報共有」です。

 

 

 

 

 

 

創業者は社長から報告がないと思っている。

社長は社員から報告がないと思っている。

社員は社長から指示がないと思っている。

みんながみんなが情報を欲しがっている。

しかし、自分から採りに行こうとしない…

 

お困りごとは分かりました。

しかし、何をしたら良いのか?
「打ち手」が決まりません。

こちらが提案をしても、
常務さんが「やろう!」という気になりません。

 

理由を聞いてみると…

「以前同じことをやったけど
上手くいかなかった…」

「途中で創業者がストップをかける可能性が高い…」

「古参の社員の協力が得られない…」

私も適切な解決策を示せないまま
沈黙が続きます…

この時、思いました。

「経営者の孤独」を…

 

 

 

 

 

相談できる人がいても、
話のレベルが合わないんです。

分かってあげられない・・・

共感してあげられない・・・

 

なぜ、合わないのか?

何が適切で何が適切でないかの判断が
社長しかできないからです。

さらに考えます。

どうして社長しかできないのか?

ようやく、わかりました。

それはここのところ、
ずっと話している「現状認識」です。

私が会社の現状を把握してないからです。

社長さんの話しを2時間聞いただけで、
それが事実だと認識をしている。

果たして「A」なのか?

本当に「情報共有」が問題なのか?

そもそも、
なぜ、「情報共有」が問題だ
と思っているのか?

この問いを一緒に考えてくれる人が
いないから、経営者は孤独なんです。

社長が「こうだ」と言ったら、
みんな、疑うこともなく、
それを前提でものごとが進んでいく。

 

経営者のレベルで一緒に考えるためには
何が必要なのか?

社長さんと情報量を合わせること

つまり、現場に行くことです。

私なりに会社の現状に触れて、
社長さんと意見を交わし合う。

 

 

 

 

 

 

昨日のブログでも現状認識が大事と言っているのに、

話の渦中に入ると見失ってしまう。

ゲームをやると夢中になって、
周りが見えなくなるように…

 

う~ん

何となく分かったような分からないような(笑)

8日目にして、難しいことを
書こうとし過ぎました。

 

こういう日もあります。

 

明日はもっと軽いテーマにしたい
と思います。(笑)

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