働き方改革は誰を幸せにするのか?

前回、働き方改革について、
書こうと思って、

ヤマト運輸さんの話に
なってしました。

今回は、本当に書きたいと思って
いたことを書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

私が言いたかったのは
労働時間を最小限にしようという前提に
立っているのは危険だ!
ということです。

私がやっている
チームビルディングの基本は
「人と人は違う」ということです。

ダイバーシティという考え方が
広まってきていますが

ようは…
「人と人は違う」ということを
尊重するということだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

その前提に立つと、
「労働時間を減らしましょう!」
というのは1つの価値観です。

仕事がしたいという人もいます。

特に運送業や建設業では
働けるだけ働きたいという人がいます。

ある社員さんは結婚資金を貯めるために
率先して残業をしていました。
(監督署の是正勧告を受け、
残業を減らさなければならなくなりました)

世の中、いろいろな人がいます。

 

 

 

 

 

 

 

働き過ぎで病気になったり、
亡くなったりする方がいることは
気の毒だと思います。

それでも、
労働時間を減らすというのは
解決策になっていないと思います。

罵倒されながら、自分のやることも
認められず、人格否定をされたら、
1日8時間でも病気になると思います。

 

 

 

 

 

 

 

大事なのは、時間ではないと思います。

自分が望む働き方ができるか
ということなんじゃないかな?
と思います。

ただ、労働時間という目に見えるもので、
一律にコントロールしなければ、
世の中が動かないのも分かります。

 

 

 

 

 

 

それにしても、
今の労働時間の削減の動きは
極端であり、性急です。

ビジネスモデルを変えないまま、
労働時間だけ減らせば、
必ず、歪みがうまれます。

いまのままなら、管理職が疲弊します

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事を教える時間がなくなるので
管理職が仕事を抱え込みます。

仕事を任されない若手社員は
モティベーションが下がって
辞めていきます。

すると、ますます管理職に
負担がかかります。

より悪い方に行きます。

 

 

 

 

 

 

 

かつての「ゆとり教育」と同じです。

「ゆとり教育」をしたからといって
イジメはなくなりませんでした。

むしろ、
あってはならないものとして
隠蔽されました。

 

 

 

 

 

 

 

忘れてはいけないのは
人が成長するには、
どうしても時間がかかると
いうことです。

 

 

 

 

 

 

 

優秀な人でない限り
時間をかけないと付加価値の高い
仕事はできるようになりません。

付加価値をあげられなければ
高い給与は支払えません。

労働時間を短くするということは
社員の能力が上がりづらくなり
社員の給与が上がりづらくなる…

 

 

 

 

 

 

 

優秀な人は短い時間でも
能力が上がると思います。

しかし、時間をかけないと
能力が上がらない人もいるんです。

私自身がそうなので、
痛いほどわかります。

最初は
仕事ができないと怒られながらも
仕事自体が楽しくて、
仕事を通じて、成長が感じられ、
仕事を通じて、人との出会いがあり、
仕事を通じて、世界が広がっていく…

 

 

 

 

 

 

最初の職場たっだ
東急建設の札幌支店の先輩方、
上司の皆さんが私の仕事の
土台になってます。

じっくり仕事をする権利は
ないのでしょうか?

ゆっくり仕事をするという
選択肢はないのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

限られた時間で成果を上げる方が
私にはしんどく感じられます。

私はブログが書けるようになるのに
3年かかりました。

以前、ブログでも
「オクレの法則」を紹介しましたが
成果は見えないところで上がっています。

教育するときに心がけること

成果が上がる唯一の秘訣は
成果が上がるまで続けることです。

失敗と成功の中で
やり方を学んでいきます。

人はやりながらでないと
学べません。

そこで成長を感じて
仕事の面白さを感じていく…

今の働き方改革は、
このような成長のプロセスを
奪っているのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

円周率3と教えて、
「なぜ、3.14なんだろう?」という
数学への興味を失わせた
「ゆとり教育」のように…

誰の何のための働き方改革なのか?

と思ってしまうのは、
私自身がポンコツだからだろうか?

私はのんびりじっくり
仕事したほうが楽しいけどなぁ〜

やっぱりポンコツかな(笑)

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