肩こりは肩もみでは治らない。

昨日は月一回の体のメンテナンスに
坂本さんのところに伺いました。

坂本さんは私の太極拳の師匠でもあり、
太極拳の2012年世界大会 トリプルメダリスト
でもあります。

 

 

 

 

 

 

 

そんな坂本さんに仕事と体の相談に
のってもらっています。

仕事の変化は体の変化として現れます。

今回、気になっていたのは、
「肩こり」です。

坂本さんにみてもらうようになって、
ここ数年は、「肩こり」を感じることは
ありませんでした。

しかし、この2ヶ月間の仕事上の変化か、
「肩こり」を感じるようになっていました。

 

 

 

 

 

 

 

「肩こり」を解消するために
坂本さんから、言われたことは、
「腕の重さを感じて下さい。」
でした。

言われた通り、
腕の重さを感じるように
「ぶらん」としてみました。

そしたら、不思議なことに
肩の力が抜けてきました。

 

 

 

 

 

 

 

なるほど、分かりました。

「ネガティヴアプローチ」
「ポジティブアプローチ」の話です。

「ネガティヴアプローチ」 とは
問題を解決しようとする切り口です。

「ポジティブアプローチ」とは
どうありたいか?理想の状態を
目指す切り口です。

 

 

 

 

 

 

 

 

問題を解決しようとする
「ネガティヴアプローチ」
解決するということは、

肩の力を抜くということです。

しかし、力が入っているので、
力を抜こうと意識すればするほど
力が入ります。

結果、力を抜くことができません。

つまり、問題を解決できません。

 

 

 

 

 

 

 

これに対して、
どうありたいか?理想の状態を目指す
「ポジティブアプローチ」
解決するということは、

肩の力が抜けている状態を
イメージするということです。

肩の力が抜けている状態というのは、
腕の重さを感じることができる状態です。

そこで、坂本さんは
「肩の力を抜いて下さい」とは言わずに
「腕の重さを感じて下さい」
という言い方をしました。

腕の重さを感じようとすることで
肩に入った力が抜けました。

結果、直接、肩に触れることなく、
肩こりが気にならなくなったというわけです。

 

 

 

 

 

 

 

この考え方って、
結構、チームの問題解決でも
使ったりします。

例えば、問題社員がいたとします。

この社員を変えようとしても
上手く行きません。

これって
「ネガティヴアプローチ」です。

 

 

 

 

 

 

 

逆に、この社員も含めて
どんな職場にしたいか?考えていくと
結果として、本人が変わらざるをない
状況になります。

そこで、
変われる社員は残りますし、
変われない社員はやめていきます。

これが
「ポジティヴアプローチ 」です。

 

 

 

 

 

 

 

問題を解決しようとすると、
問題に直接アプローチしようとして
しまうわけですが、

問題を解決しようとすると
問題がかえって難しくなったりします。

問題を解決せずに問題を解決するとは
こういうことなんです。

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