「目的」と「目標」

先日
お客さまの会社の社長さんに
鴨鍋の美味しいお店につれていって
いただきました。

研修の前日で
製造部の社員さんも一緒でした。

私は普段は総務部のメンバーとしか
打ち合わせをしないので、

製造部の社員さんとお話をする機会
は非常に貴重です。

私はその製造部の社員さんの隣に
座り会話をはじめました。

名刺交換をすると、たいがい、
会社の名前の話になります。

ロボット人事研究所ですから、
変な名前ですよね！

案の定、質問をしてきてくれました。

「会社名、変わってはりますね！」
（大阪弁です）

「ありがとうございます！
そうなんですよ！良く聞かれるんです・・・」
と説明を始めた時、

お通しのゴマ豆腐が届きました・・・

私が
「名前の由来は・・・・」と話し始めた時、

「うんま～　このゴマ豆腐・・・」　

えっ！

食べるのに夢中で、
私の話を聴いていません・・・

鴨鍋のお店ですから、
私の話が「鴨」に負けるなら分かります。

しかし、「ゴマ豆腐」に負けるとは・・・

さて、今回、お話をしようと思っているのは、
「目的」と「目標」の話です。

さっそく、問題です。

「目的」と「目標」の違いは
何でしょうか？

シンキングターイム！

「目的」と「目標」は
どっちが先にあるものでしょうか？

「目的」と「目標」は
どっちが大きいのでしょうか？

「目標」とは「目的」を達成する
ためのステップです。

「目的」を達成するために
「目標」があります。

「目的」がないのに
「目標」だけがあることはありえません。

例えば、「10Ｋｇ痩せる」

これは、「目的」ですか？

それとも、「目標」ですか？

「10Ｋｇ痩せる」は「目標」です。

では、「10Ｋｇ痩せる」
「目的」は何ですか？

人によっては、
「健康のため」という人もいれば、
「モテたいから」という人もいる
と思います。

いずれにしても、
「10Ｋｇ痩せる」だけが
単体であるわけではありません。

つまり、「目的」もなく
「10Ｋｇ痩せよう！」だけでは
痩せられないという訳です。

冒頭の会食会のシチュエーションを
思い出してください。

社長の「目的」は、

「美味しい食事を
共にすること（目標）で

私と製造部の社員さんの
関係性を高める」

ということだったと思います。

しかし、会社に呼ばれている
製造部の社員さんは、

「美味しいものを食べるのが目的だった」

ということです。

これが、「目的」と「目標」が
入れ違ったという話です。

関係性を高めるために、
美味しい食事をしているのに、
関係性そっちのけで、
食事に夢中になっているという・・・

ま～こんな笑い話ができるということは
結果的に、関係性はよくなっているので、
「目的」は達成できたということに
なるのですが・・・(笑)