お客様の会社で会議に参加している時に
私が社員さんに質問をしているのに
社長さんが答えてしまう…
そんな場面がよくあります。
で、思うんです。
社長さんは黙っていて下さい！
私の意図は2つあります。
1つ目の意図は
社員さんに自分で考えて
答えてもらいたい
のです。
なぜ、
自分で考えて
答えてもらいたいのか？
というと…
私は社員さんに
「イメージをしてもらいたい」
からです。
答えるからには
イメージができてないと
言葉になりません。
そして、大事なことは、
人はイメージしたものしかできない
ということです。
社長さんが指示しているのに
社員さんが形にできないということが
頻繁にあるのだとしたら、
それは、
社長さんが言っていることが
難しすぎるんです。
社長さんが言っていることを
イメージできていないのです。
だから、私は
社員さんにイメージする力を
身につけてもらいたいと思って
質問をしています。
なのに、社長さんが答えるなんて…
2つ目の意図は
社長さんに
社員さんの理解のレベルを
把握してもらいたい！
ということです。
これ、すごく大事なことです。
社長さんが思っているほど
社長さんが言っていることを
社員さんは理解していません。
しかし、
このことに社長さんが気づくと
社長さんと社員さんの距離感が
グッと近づきます。
社員にまかせるのが大事！
なんてことは、耳にタコができる
くらい聞いていると思います。
しかし、現実は
社員にまかせていると
時間がかかってしまって
ビジネスのスピードに追いつけ
なくなります。
だから、
トップダウンでいかなければ
ならない時もあります。
この時に社員さんの理解のレベルを
把握していない社長さんは、
社員さんを置いてきぼりにして
はるか先まで行ってしまいます。
しかし、社員さんの理解のレベルを
把握している社長さんは、
先行しつつも、社員さんとの距離を
適度に保ちます。
社長さんが社員さんの先を行くのは
当たり前だと思います。
しかし、社員さんとの距離を
適度に保つのは難しいと思います。
私はこの距離を測る方法は
「質問」だと思います。
社員さんがついてきているのか？
質問で確認できます。
だから、私は質問をすることで
社員さんの理解のレベルを
探っているのです。
これが私が社員さんに
質問をしている2つ目の意図です。
さらに、私が質問して
社長さんに社員さんが答えている様子を
見てもらって、この距離感に気付いて
もらいたいのです。
なのに、社長さんが答えるなんて…
社長さんが答えてしまったら
社員さんのレベルがわからない
じゃないですか！
という訳です。
社長さんは黙っていて下さい！
とは言いましたが・・・
社長さんが、社員さんに対して
「少しでも良くなったもらおう！」
という気持ちを持っているのは
よくわかっています。
だからこそ、
社員さんとの理解のレベルに
気が付いて、
社長さんと社員さんの距離を
グッと近づけて欲しいのです！
会社はひとつの生き物です。
社長さんだけがよくなるわけでは
ありませんし、
社員さんだけがよくなるわけでは
ありません。
社長さんと社員さんが一緒に
良くなって行くのだと思います。
そして、もちろんも、会社の一員として
私も一緒に成長させていただいています
こころより感謝の気持ちをこめて・・・
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