私はちゃんとやっています。

「私はちゃんとやっています」

 

社員面談をすると
よく聞くフレーズです。

 

先日も社員さんと
お話をしているときに
同じようなことを
聞きました。

 

やれやれ・・・

 

私と同じです。

 

 

私も組織にいる時は
そう思っていました。

 

「私はちゃんとやっています」

 

そう思いたくなる気持ちは
よくわかります。

 

よくわかるだけに
その裏側の気持ちも
よくわかります。

 

それは「私は悪くない」です。

 

 

組織として
うまく行っていないのは
「私」の責任ではないと
言いたいのです。

 

事実、それは、
そうなのかもしれません。

 

仕事ですから
それぞれに担当があって
それぞれの役割を
果たすべきです。

 

私は私でやることを
やっているのに
どうして余計なことを
しなければならいなんですか?

 

う~ん、説得力ありますね!
さすが、私って感じです。

 

 

しかし、本当の問題は、
「私は悪くない」と言った瞬間に
仲間に協力しなくなる
ということです。

 

「私はちゃんとやっています」
という方には、こう質問します。

 

「私は悪くないということは、
私はこれ以上何もしないという
ことですよね?」

 

「仲間なのに協力しなくて
いいんですかね?」

 

そのように訊ねると
だいたいの方は、

 

「それは、仲間でから、
助けないといけません。」

 

と答えます。

 

 

で、私はさらに聞きます。

 

「なるほど・・・」

 

「じゃ~
『私はちゃんとやってます』って
どういう意味なんですか?」

と聞くと、
だいだい分かってくれます。

 

分かってくれない人もいますが・・・

 

それはそれでいいです。

 

 

こういう構造のことを「箱」
と言っています。

 

自分の狭い世界の中で
自己の正当化を繰り返して
いる状態です。

 

別に悪いことではありません。

 

私はいつもやっています。

 

特に、ブログを書いているときは
「箱」との闘いです。

 

独りよがりになっていないか?

ちゃんと物事を多方面からみているのか?

相手のことを考えているのか?

 

ある意味、ブログを書いている効果は
この周りを見る能力をつけること
なのかもしれません。

 

昨日もご紹介した書籍

管理しない会社は
うまくいくワケ

 

この本にはこう書かれています。

 

『内向き思考から外向き思考に
切り替えることが大事だ!』

 

「私はちゃんとやっています」
というのは内向き思考です。

 

自分のことしか見えていない状態です。

 

外向き思考というのは、

相手に興味をもつ

相手の立場に立つ

相手の気持ちを考える

ということです。

 

いつも、
外向き思考でいらればよいのですが、
そういうわけにもいきません。

 

人間は感情の動物です。

 

余裕がなくなれば、
人のことなんて考えられなくなります。

 

だから、
私はいつも「スイッチ」を
持つようにしています。

 

自分が感情的になった時に
必ず、押す「スイッチ」です。

 

それは

『評価は常に外にある』

という言葉です。

 

自分の軸をもっていることは
大事なんですが、
常に他者との関係で、
人間関係は成り立っています。

 

自分の周りの上手くいっている人
見ていると、
人のために尽くしている人が
本当に多いです。

 

自分もそうありたいと思っています。

 

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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