昨日のブログでは、
「自尊心」も「自己有用感」も
どちらも大切だという話をしました。
どちらも高める必要があるのですが
「自己有用感」の方を高めるほうが
よいと書きました。
今日は、
どうしたら「自己有用感」が高まるのか?
について書きたいと思います。
と、その前に
「自尊心」と「自己有用感」の違いを
簡単に復習したいと思います。
「自己有用感」も「自尊心」も、
両方とも自己を評価することですが、
「自己有用感」が他人からの評価に
よって高まるものであるのに対し、
「自尊心」は自分が自分を評価する
ことで高まるものです。
「自尊心」は、
自分で自分を評価することによって
高まるので、YOUメッセージで
伝えることが有効です。
そもそも、
YOUメッセージってなんだ?
という話ですね!
伝え方には、
YOUメッセージと
Iメッセージがあります。
YOUメッセージは
主語が「YOU」です。
「あなたはできる!」
主語が「あなた」ですね!
Iメッセージは
主語が「I」です。
「私は『あなたはできる!』と思います」
主語が「私」です。
YOUメッセージとIメッセージの違いは、
否定できるか?できないか?です。
よく分からないですよね!
では、質問です。
「あなたはできる!」
と言われたら否定できますか?
できるんじゃないか?と思います。
「そんなことないです!」と
言えばいいんです。
では、
「私は『あなたはできる!』と思います」
は否定できますか?
できないんじゃないか?と思います。
なぜなら、思っているのは、
「私」だからです。
「私」が思っていることは、
他人は否定できません。
これが
YOUメッセージとIメッセージの違いです。
これが「自尊心」と「自己有用感」に
どのように関係があるか?
「自尊心」はYOUメッセージで
高まります。
「あなたはできる!」と言われることで
私はできるんだ!となります。
(簡単にはなりませんけど・・・)
「自己有用感」は
Iメッセージで高まります。
「私は『あなたはできる!』と思います」
と言われることで、
私は「人からできると思われているんだ!」
と思うようになります。
これは、テクニックの話ですが、
本質的な話でもあります。
YOUメッセージは、
相手に届かない可能性がある
ということです。
否定されるという話です。
つまり、褒めているつもりでも
伝わっていない可能性がある
ということです。
逆にコントロールされている
感じがするのではないでしょうか?
なぜなら、YOUが、主語になることで、
操ろうとする意図が感じられるからです。
催眠術でもいうじゃないですか!
あなたはだんだん眠くなる・・・
どうしたら、伝わるのか?
それは、「褒める」よりも「認める」ことです。
Iメッセージは「承認」です。
主語が「私」になることで、
客観的な情報伝達になります。
それにより、
相手も受け取りやすくなります。
だから、
周りから客観的に認められることによって、
徐々に自信をもつことで、
「自己有用感」が高まり、
自分でも自分に対して自信を持つことで
「自尊心」も高まる。
このようにして、
「自己有用感」と「自尊心」の
バランスがとれてくるのだと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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