勉強好きの社長さんが陥りやすい罠

ここのところ、
ありがたいことに
ブログからの研修の依頼が
増えています。

 

お問い合わせをいただいた
社長さんとお話をさせていただくと
みなさん、びっくりするくらい
私のブログを読んで下さっています。

 

読者の方の役に立つように!
と思って書いているので、
直接、フィードバックを
いただけるのは嬉しいです。

 

 

そんな社長さんと
お話して思うことは、
社長さんはよく勉強している
ということです。

 

これは良いことなんですが、
勉強しすぎていると
問題もあります。

 

勉強しすぎていると
何が問題か?
というと…

 

社員さんとの距離が
離れてしまうということです。

 

社員さんとの距離が離れてしまうと
社員さんの気持ちがわからなく
なってしまいます。

 

 

かつて、
私は祖父の会社にいる時に、
経営が分からなくて、
コンサルタント会社の研修を
受けに行きました。

 

私は学習意欲が高いので、
学んだら、自分の会社で
やりたくなります。

 

で、それをやろうとすると、
祖父にとめられたり、
ジャマされたりしました。

 

その度に、
「祖父は勉強不足だ!」
「なんて向上心がないのだろう!」
「祖父は分かっていない!」
と思うようになりました。

 

そして、
会社に利益が出ないのは、
私に任せてくれない祖父のせいだ!
と思うようになりました。

 

 

人間の意識は一方向です。

 

祖父が悪いと思うと、
自分が見れなくなります。

 

そうして、
私と祖父の間に
少しづつ
亀裂が入っていき、
私は会社をやめることに
なるのです。

 

ここら辺の経緯はコチラ↓

あらためまして、瀧田です。

 

私のケースは、
部下から上司なので、
逆のケースですが、
いずれにしても、
学ぶことで
社長さんと社員さんの間に
ギャップが生まれます。

 

そのギャップを埋めるために
社長さんは自分が学んで
良かったものを
社員さんにも学んで欲しい
と思います。

 

しかし、
社長さんが良いと思ったものが
必ずしも、
社員さんが良いと思う
とは限りません。

 

なぜなら・・・

 

困っていることが
違うからです。

 

 

私のかつての会社の例でいうと
祖父は「資金繰り」に
困っていましたが、
私は「売上」に困っていました。

 

「資金繰り」を解決する策と
「売上」を解決する策は違います。

 

そういうギャップが
生じたまま、
「売上」の対策を打たない
祖父を批判していたのです。

 

勉強好きの社長さんが陥りやすい罠
とは、自分が学んでいることは、
自分の問題を解決することに
なるかもしれないのですが、
それが社員さんの問題を解決するとは
限らないということです。

 

 

このようなことを
防ぐためには、
2つのことをしなければ
いけません。

 

まず1つめは、
相手が何に困っているのか?
を知ることです。

 

相手が困っていることが
分かれば、それに合わせた
解決策を提示できます。

 

もう1つは、
自分が困っていることを
相手に知ってもらう
ということです。

 

自分が困っていることを
相手に分かってもらえば
協力してくれるはずです。

 

だとすると、
社内研修をやる時に
気を付けないといけないのは
社長さんが良いと思った研修
をやっても大丈夫か?
ということです。

 

 

社内研修をして、
社員さんの何が解決するのか?
そもそも、社員さんは
このことに困っているのか?

 

研修を依頼されたほうとしては、
そんな問いかけをしながら、
ご提案をしたいと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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