先日、チームビルディングを
しているお客様の会社の
社員さんと面談をしている時に
こう言われました。
「これは何かの罠ですか?」
「これ」というのは面談のことです。
面談が罠って、どういうこと?
と思って聞いてみました。
「ここで、本音を言ったら最後、
社長に報告されて、
反抗的だとか言われるんでしょ!」
って・・・
本音を言ったら、
反抗的だと言われる・・・
これでは面談ではなく
取り調べです。
でも、
なんとなく分かる気がしました・・・
面談を受ける方は、
揚げ足取りをされるのではないか?
と戦々恐々としているのです。
しかし、そもそも、
経営者が、私にお金を支払って、
面談を依頼している時点で
経営者は、本気で組織を変えたいと
思っているわけです。
だって、取り調べをするために
コンサルは雇いません。
しかし、
社員はそうは思っていないのです。
こういう場合って、
経営者の話と社員の話を両方聞くと
全く別の話で、何が本当なのか?
分からなくなります。
しかし、
チームビルディングの仕事をしていると、
こんなこと、よくあることです。
お互い、自分とっての真実の話を
しています。
ただ、整合性が取れていません。
これは、過去のやり取りの中で
誤解や思い込みを
そのまま放置してきてしまったために
起きる現象です。
この現象を
解決しないといけないのですが、
そのためには、
誤解や思い込みを解かないと
いけません。
人は、誰しも、誤解をしたり、
思い込みをしたりします。
その時は、相手の悪い面だけが
見えています。
でも、何かに拍子に
誤解や思い込みが解けた時に
なんで、自分はそう思っていたのだろう?
と思う時があると思います。
その時になって、
はじめて、相手のことが理解できる
ようになる・・・
これを、コンサルティングの中で、
意図的に起こす必要があります。
そのためには、
本人に気付いてもらう機会を
作り出すことが重要です。
気付くか?気付かないか?は
本人の問題なので、
こちらとしては機会を増やすしか
ありません。
どうやって、
その機会を増やすか?というと、
それは、質問をすることです。
質問をすると考えます。
その時に出てきた自分の言葉で
気付くのです。
これを「オートクライン」と言います。
「オートクライン」とは
もともと医学用語で
「自己分泌」という意味です。
自分の言葉が、自分に突き刺さることで、
気付くのです。
「これは何かの罠ですか?」
こういう過激な言葉が出てくるのは、
むしろ、大歓迎で、
いずれ、この言葉の棘が、
本人に気付きを促すと信じて、
ひたすら、話を聴くしかないんです。
チームナンバーワンでお世話になった
遠藤先生の言葉で、私の大好きなことが
あります。
それは・・・・
卵は内側から殻を破った場合のみ
生命が生まれる外から無理やり力を加えると
生命が失われる
という言葉です。
内側から殻を破るように
ちょっとづつ、刺激を与えながら、
温めていくしかないのかな?と思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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